翻訳と辞書
Words near each other
・ アバラ肉
・ アバルア
・ アバルト
・ アバレンジャー
・ アバレンジャー 外伝 若草のフリージア
・ アバレンジャーVSハリケンジャー
・ アバロン
・ アバロン (カリフォルニア州)
・ アバロン (ボードゲーム)
・ アバロン (曖昧さ回避)
アバロンヒル
・ アバロンミュージックスクール
・ アバロン・ヒル
・ アバロン半島
・ アバロン島
・ アバロン空港
・ アバン
・ アバンの使徒
・ アバンカイ
・ アバンギャル'S


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アバロンヒル : ミニ英和和英辞書
アバロンヒル
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


アバロンヒル : ウィキペディア日本語版
アバロンヒル
アバロンヒル (The Avalon Hill Game Company)はウォーゲームほかの戦略ボードゲームを主力製品としたアメリカのゲーム会社。ほかにミニチュアゲームのルール、ロールプレイングゲーム、スポーツゲームなども出版していた。現在ではハズブロの子会社であるウィザーズ・オブ・ザ・コーストの一部門として名を残している。同社の製品は初期には木屋通商、後にはホビージャパンが輸入し和訳ルールを付して販売したほか、多数の日本語版も製作され、70年代から80年代にかけてSimulations Publications, Inc. (SPI)とともにウォーゲーム・ブームの中心となった。
== 沿革 ==

=== 創業と活発な出版活動 ===
1958年、チャールズ・S・ロバーツ(en:Charles S. Roberts)が、自作のウォーゲーム『タクテクス』(en:Tactics)の成功を見て設立した会社である。この『タクテクス』は、実際の戦争を模した状況設定と戦略を持った新しいタイプのボードゲームであった。この種のゲームは以前から存在していたが、例外なく兵士の人形(ミニチュア)と立体的な地形を要するミニチュアゲームであった。
六角形のグリッド(ヘックス)の使用、支配地域(ZOC)の概念、複数ユニットの積み重ね(スタック)、戦闘力比による戦闘結果表(CRT)、地形効果、同一時間を交互に(野球の裏表のように)駒(カウンター)の移動と戦闘を行うなど、現在の娯楽的ウォーゲームに見られるコンセプトの多くは、アバロンヒルが先鞭をつけたものである。初期の有名なアバロンヒル・ゲームとしては、後にSPIを設立するジム・ダニガン(en:James F. Dunnigan )がデザインした『パンツァーブリッツ』(en:Panzer Blitz)のほか、『ドイツアフリカ軍団』(en:Afrika Korps)、『バルジの戦い』(en:Battle of the Bulge)、そして架空戦を扱った『電撃作戦』(en:Blitzkrieg)などがあった。後年の代表作としては『戦闘指揮官』(en:Squad Leader)、その発展形である『ASL』(Advanced Squad Leader)、日本語版が発売された『アップフロント』(en:Up Front)などがある。これらのゲームの所要時間は少なくとも2から3時間、大掛かりなものでは数日を要するものもあった。
主力製品はあくまでボード・ウォーゲームではあったが、ロバーツが目指したのは「大人向け」のゲーム、つまり思考ゲームの会社であった。同社の歴史のほとんどの期間において、ウォーゲームは製品リストの約半数を占めるにすぎない。
ウォーゲーム以外で有名なのは、1976年に3M(英語)社のゲーム部門から買収した『アクワイア』である。また1970年代には一連のスポーツゲームを出版し、特に実際の選手の名前と成績データを使った「en:Statis Pro」シリーズが人気を博した。コンピュータゲームが台頭する1992年まで毎年、選手データカードが発売されていた。
3M以外にもバトルライン社(en:Battleline Publications)の『帆船の戦い』(en:Wooden Ships and Iron Men)、ジェドコ・ゲームズ社(en:Jedko Games)の『独ソ戦』(en:The Russian Campaign)、『英独大西洋上の戦い』(en:War at Sea)、ハートランド・トレフォイル社(Hartland Trefoil)の『文明の曙』(en:Civilization)等の多数の小出版社からゲームの権利を買い取って再版している。鉄道ゲームの『1830』(en:1830)は自社開発だが、アイデアは他社のゲームを元にしている。
1980年からは初期のコンピュータゲームの開発販売に乗り出したが、業界全体の話題になるような成功を収めることはなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アバロンヒル」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.