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アシュケナジム式ヘブライ語 : ミニ英和和英辞書
アシュケナジム式ヘブライ語[あしゅけなじむしきへぶらいご]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 
ヘブライ語 : [へぶらいご]
 (n) Hebrew
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 

アシュケナジム式ヘブライ語 : ウィキペディア日本語版
アシュケナジム式ヘブライ語[あしゅけなじむしきへぶらいご]
アシュケナジム式ヘブライ語とは、ヘブライ語の発音方式の1つ。アシュケナジー系ユダヤ人が礼拝などでヘブライ語聖書ミシュナーを朗読する際に用いられ、音韻イディッシュ語や様々なスラヴ語との接触により影響を受けている。今日では、イスラエルにおいて日常的に使用されている現代ヘブライ語とは別の、宗教上の発音方式として生き残っている。
== 特徴 ==
現代ヘブライ語と平行して使用されているため、両者間での音韻上の差異は明確に認識されている:
* א(アレフ)、ע(アイン)は、現代ヘブライ語では声門破裂音として発音されることが多いが、アシュケナジム式ヘブライ語では常に発音されない(Yisra'el(現代ヘブライ語)・Yisroeil(アシュケナジム式))。特殊な例では、オランダなどでは、ע(アイン)は伝統的に軟口蓋鼻音 (ŋ) として発音されている。おそらくこれは、その地域にいたセファルディム(スペイン系・ポルトガル系ユダヤ人)の影響と思われる。
* ת(タヴ)は、現代ヘブライ語では常に /t/ で発音されるが、アシュケナジム式ではダゲッシュ(字母内に打たれる・)があれば /t/ に、なければ /s/ に発音される。(Shabbat(現代ヘブライ語)・Shabbos(アシュケナジム式)、Et(現代ヘブライ語)・Es(アシュケナジム式))
* 母音記号ツェーレー (/e/) は、アシュケナジム式では (または )と発音される。セファルディム式ヘブライ語では /e/ と発音され、現代ヘブライ語では2つの発音方式の内、どちらを用いるかは人によって異なる(Amen(現代ヘブライ語、セファルディム式)・Omein(アシュケナジム式))。
* 母音記号カマツ・ガドールは、現代ヘブライ語の発音では /a/ であるが、アシュケナジム式の発音では /o/(場合により /u/)となる。(David(現代ヘブライ語)・Dovid(アシュケナジム式))。
* 母音記号ホーラム (/o/) は、現代ヘブライ語では /o/ と発音されるが、アシュケナジム式では方言により , , または と異なって発音される(Moshe(現代ヘブライ語)・Moishe(アシュケナジム式))。
* 母音記号クブツや、シュルークにアクセントが置かれない場合は、/i/ と発音される時がある。現代ヘブライ語では常に /u/ と発音される(kiddúsh(現代ヘブライ語)・kíddish(アシュケナジム式))。
* 最終音節の母音記号ツェーレー (/e/) とヒリック (/i/) は混同される場合がある(TishreiはTishriになり、SifriはSifreとなる場合がある)。
* アシュケナジム式以外のヘブライ語の発音方式のほとんどにおいて、単語のアクセントは最終音節にあるものが多い。アシュケナジム式では、古くは最終音節の直前の音節(最後から2番目の音節)に置かれるものが多かった。17~18世紀に、ヤコブ・エムデンヴィルナ・ガオンなどのアシュケナジムのラビ達は、アクセントを最終音節に置くことを推奨する運動を行った。これは、ヘブライ語聖書に記されているアクセント記号を正しいものとして、それに従おうというものであった。この運動はある程度成功を収め、礼拝時のトーラーの朗読の際は、アクセントは最終音節に置かれるようになった。しかし古いアクセントの形は、今でもイディッシュ語中のヘブライ語起源の語彙などに残っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アシュケナジム式ヘブライ語」の詳細全文を読む




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