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かに座55番星（55 Cancri、55 Cnc、かに座ρ（ロー）星とも）とは、太陽系から41光年の距離にあるかに座の連星系である。太陽に似たG型主系列星（かに座55番星A）と赤色矮星（かに座55番星B）から構成され、2つの天体は1000天文単位以上離れている。 2008年までに、かに座55番星Aの周りには5つの太陽系外惑星が発見されている。最も内側の惑星は海王星に近い質量を持つ岩石惑星かガス惑星、外側の4つの惑星は木星のようなガス惑星と考えられている。2011年現在、5つ以上の系外惑星が発見されている恒星はかに座55番星とHD 10180（9個、うち承認済み7個）、グリーゼ581、ケプラー11（6個）、ケプラー33（5個）だけである。 かに座55番星はNASAの地球型惑星探査機計画の100の優先観測目標のうち63番目に選ばれていたが、この計画は2009年の時点で中断状態にある。 == 距離と明るさ == かに座55番星は太陽系近傍の恒星の1つである。ヒッパルコス衛星の観測によればかに座55番星Aの年周視差は79.80ミリ秒で、恒星までの距離は12.5パーセク（41光年）と計算されている。主星の視等級は5.95で、条件が整わないと肉眼での観測は難しいものの双眼鏡を用いれば容易に目視できる。伴星は13等級と暗いため観察には望遠鏡が必要である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「かに座55番星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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