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ZSU-23-4 : ウィキペディア日本語版
ZSU-23-4

ZSU-23-4 シルカゼーエスウー・ドヴァーッツァチ・トリー・チトィーリェ・シールカ)は、ソ連で開発された自走式高射機関砲である。
「ZSU()」は、ロシア語で「自走高射装置」を意味する「」の略で、「防空兵器には河川名に由来する愛称をつける」というソ連の方針に沿い、シルカ川に因んだ「シルカ」という愛称がつけられた〔なお、公式には改良型のZSU-23-4M(()以降は""(英語Biryusa、ビリュサ川シベリア南部イルクーツク州にある河川の名)が愛称とされて区別されているが、現場の将兵には特に区別されず"シルカ"と呼称され続けていた上、防諜上の理由もあって公式資料でも"シルカ"の名称が記載され続けていたために西側では知られておらず、ソビエトが崩壊して情報公開が進んだ後も"ビリュサ"の愛称はほとんど知られていない〕。
== 開発 ==
前型の自走式高射機関砲であるZSU-57-2は、57mm機関砲2門を装備し、初期の追尾誘導コンピュータを用いていた。しかし、ZSU-57-2は高速で飛行するジェット機に対して大きな成功を収めたとは言えず、少数の配備に留まった。一方で、タイヤを装備しており、牽引式ながら高い機動性を持つZPU機関砲シリーズは、多くの装甲車両に搭載された14.5mm重機関銃をはじめ、ソ連軍の標準対空装備となっていた。この対空システムの23mm口径シリーズの決定版となったのが、ZU-23-2連装機関砲であった。
こうした中、高度2.5-1.5kmまでの航空機と距離1.8kmまでの地上軽装甲車両を攻撃できる、機甲師団の中高度域防空システムとなる自走機関砲を開発せよという要求のもと、1958年に開発が始まった。水陸両用戦車であったPT-76プラットフォームに23mm機関砲を4門装備したZSU-23-4は1964年に採用され、この新型対空車両は改良されたレーダーシステムを用い、優れた火力と命中率を誇り、低高度を飛行する航空機にとって大きな脅威となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ZSU-23-4」の詳細全文を読む




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