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SHM-CD ( リダイレクト:スーパー・ハイ・マテリアルCD ) : ウィキペディア日本語版
スーパー・ハイ・マテリアルCD[すーぱーはいまてりあるしーでぃー]

スーパー・ハイ・マテリアルCDSuper High Material CD, 通称・略称:SHM-CD)は、ユニバーサルミュージックLLCの新倉紀久雄が提案し、日本ビクター(現在のJVCケンウッド・クリエイティブメディア株式会社)と共同開発した音楽CDの名称。2007年11月に製品化された。「高音質CD」、「高素材CD」などと呼ばれ、規格としては、従来の音楽CDと変わらないため、既存のCDプレイヤーで再生できる。
== 概要 ==
特徴は、ディスク製造プロセスにおいて、通常の製造で使うものよりも透明度が高く、高流動性、高転写性が特徴の別種の液晶パネルポリカーボネート樹脂を素材として採用した点である。これによりCDの信号が記録されたスタンパーのピットをより正確にディスクに転写することが可能となった。そのためCDの再生時に、その信号をより忠実にCDプレイヤーのピックアップで読みとらせることが可能となったため高音質になったとされる〔SHM-CD SHM-CDとは? 〕。
言い換えると、物理的なエラー発生要因を素材レベルで排除する物であり、正確にエラー補正できるCDプレイヤーの下ではマスターが同一である限り従来のCDとSHM-CDとの間に差異は無い。
当初、SHM-CDはユニバーサルミュージックのみが企画・販売し、共同開発先のビクタークリエイティブメディアだけが製造を担っていた。しかし、2008年7月、ユニバーサルミュージックとビクタークリエイティブメディアは、株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズとSHM-CDの量産能力向上で協力関係を結んだ。同時にビクタークリエイティブメディアの協力のもと、ソニーDADCジャパンにもSHM-CDの製造ラインを設置し増産体制を整えた。
これによりビクターエンタテインメントテイチクエンタテインメントといったビクター傘下のレーベルはもとより、ワーナーミュージック・ジャパンポリスターBMG JAPAN(以下BMGJ)、キングレコード等も採用を表明したが、BMGJ はソニー・ミュージックエンタテインメント傘下(後に同社に吸収合併され解散、旧BMGJは2013年現在アリオラジャパンとして展開している)に入ってからもSHM-CDを発売していたが、2009年4月にブルースペックCD陣営に切り替わった。
SHM-CDは、現時点で主に日本国内のみの製造・流通であるが、一部のSHM-CDは北米等に輸出され、現地で輸入盤として販売されている。
当初のラインナップのSHM-CDのケースは、通常のものより若干厚めであった。蓋ケースにSHM-CDの文字(ロゴ)が浮き彫りで刻印されていた。その後、発売されたSHM-CDのケースは、通常CDと同じ仕様に変更されている。一部のSHM-CDは、紙ジャケット仕様で発売されている。
その他、ビクター、キングレコードからXRCDにSHM素材を使用した「XRCD(SHM-CDエディション)」も発売されている。
SHM-CDを追随した類似のCDで「HQCD(Hi Quality CD)」があるが、これはメモリーテックが開発したものである。EMIミュージック・ジャパン(現在のユニバーサルミュージックLLC内「EMIレコーズ・ジャパン」レーベル)とポニーキャニオン日本コロムビアエイベックス・マーケティングは、各々の音源をハイ・クォリティCDとして発売した(但し、EMIは音源によってはSHM-CDも、日本コロムビアはブルースペックCDも採用している)。SHM-CDとの相違点は、反射膜に特殊合金が使用されている事である。
ソニーミュージックが開発した「ブルースペックCD」も、SHM-CDに似たCDである。こちらは、ブルーレイディスクの素材と製造技術を応用している。
2010年6月、ユニバーサルミュージックは、Super Audio CDにSHM素材を用いた「SA-CD ~SHM仕様~」の発売も開始した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スーパー・ハイ・マテリアルCD」の詳細全文を読む




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