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No.73手榴弾は別名サーモス(魔法瓶の意)またはウールワース爆弾〔Mackenzie, p. 92〕と呼ばれたイギリスの対戦車手榴弾である。この兵器は第二次世界大戦中に使用された。このような通称が与えられたのはこれが魔法瓶に類似したことによる。 == 開発 == ナチス・ドイツのフランス侵攻戦終了時、1940年5月26日から6月4日の間にかけてイギリス海外派遣軍はダンケルク港からの撤退を行い、イギリス本土へのドイツの侵攻が有り得るような状況となった〔Mackenzie, p. 20〕。しかしながら、このような事態の後のイギリス陸軍は自国を防衛するための充分な装備を持たなかった。ダンケルク撤退から一週間後、彼らは27個師団を展開できるに過ぎなかった〔Lampe, p. 3〕。陸軍はことに対戦車砲が不足しており、840門がフランスに残置され、167門のみがイギリス本土で使用可能だった。残存した砲のための弾薬は大変乏しく、規定では訓練目的の砲弾1発でさえ許可されなかった〔。こうした欠乏の結果、ドイツ軍の装甲戦闘車輌の撃退を意図し、いくつかの新しい対戦車兵器がイギリス陸軍とホーム・ガードの装備用として開発されねばならなかった〔Hogg, pp. 237-239〕。こうしたものの多くは対戦車手榴弾であり、多数のこうした兵器がごく短期間のうちに安価で製造された〔。この中には「手榴弾、手投げ、対戦車、No74」、スティッキーボムとして知られるものが含まれていた。これは強力な粘着剤で被覆されており、車輌に「くっつく」ものだった。またNo76特殊焼夷手榴弾は基本的にはモロトフ・カクテルの英国版であった〔Hogg, pp. 239-240〕。イアン・ホッグはNo.73手榴弾について「これら手榴弾のうち最も簡易」と著述している。これは「着発手榴弾」〔Hogg, p. 239〕、「魔法瓶爆弾」「ウールワース爆弾」などを含む幾種類かの名前が知られている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「No.73手榴弾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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