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Essjay騒動 : ミニ英和和英辞書
Essjay騒動[えすじぇいそうどう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

騒動 : [そうどう]
  1. (n,vs) strife 2. riot 3. rebellion 
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 

Essjay騒動 : ウィキペディア日本語版
Essjay騒動[えすじぇいそうどう]

Essjay 騒動(エスジェイそうどう)とは、2007年2月に英語版ウィキペディアで発生した騒動。英語版ウィキペディアの有力な管理者で、ジミー・ウェールズの運営する会社ウィキアの有給コミュニティマネージャーでもあった Essjay(のちに本名はライアン・ジョーダンであると自ら明かした)がウィキペディアの利用者ページ、ならびに『ザ・ニューヨーカー』誌のためのステイシー・シフによる電話インタビューにおいて学歴詐称ならびに職歴詐称を行っていたことが発覚した〔Schiff, Stacey. "Know it all: Can Wikipedia conquer expertise?" , ''The New Yorker'', July 24, 2006.〕〔Cohen, Noam. "After False Claim, Wikipedia to Check Degrees" , ''The New York Times'', March 12, 2007.〕〔Finkelstein, Seth. "Read me first" , ''The Guardian'', March 8, 2007.〕。この騒動は単にEssjayが人格や経歴を詐称していたという問題にとどまらず、ウィキペディア(およびその方針と信頼性)自体への疑いを招き、またEssjayに与えられたような権限、支持、雇用などの決定の妥当性にも疑いを招いた。
Essjay騒動で明らかになった事実への反応はさまざまであり、オンライン、印刷、放送等各種媒体に亙った〔。ウィキペディアのコミュニティでは、Essjayの過去の編集を精査して誤りがないかの確認が進められる一方で、個人の同定のよりよい方法について議論が行われた。ウィキペディアの編集者としてはEssjayはあまり記事を編集しておらず、むしろ荒らし行為について指摘したり編集上の争いを解決することに多くの時間を割いていた〔〔http://www.iht.com/articles/2007/03/06/business/wiki.php : "Over time, Wikipedia users said, Essjay did less editing and writing and spent more time ensuring that the encyclopedia was as free as possible of vandalism and drawn-out editing fights."〕。
ウィキメディアの共同設立者 ジミー・ウェールズは当初はEssjayがペルソナを用いていたことを擁護し、「偽名の一種であると考えるし、私としてはまったく問題ない」と述べていた〔Ratcliffe, Mitch (2007年3月5日), Wikipedia: Why does Essjay need to "protect himself"? , Zdnet.com. Retrieved 2007年3月7日. "I regard it as a pseudonym and I don’t really have a problem with it."〕。後になって、ウェールズはこの見解を撤回し、Essjayに対してウィキペディアの権限を返上し、ウィキアの職を辞するよう要求した〔Cohen, Noam. "Wikipedia ire turns against ex-editor" , ''International Herald Tribune'', March 6, 2007〕〔。この撤回の理由についてウェールズは、「Essjayが偽の経歴を内容に関する紛争において利用していた」とわかったからだと述べている〔. "that EssJay used his false credentials in content disputes" on Wikipedia. 〕。
== 『ザ・ニューヨーカー』のインタビュー ==

ピューリッツァー賞受賞歴をもつジャーナリストステイシー・シフは、ウィキメディア財団のあるメンバーからの推薦を受け、『ザ・ニューヨーカー』のウィキペディアに関する記事("Know It All" 2006年7月31日)の取材のためにEssjayにインタビューを行った。『ニューヨーカー』誌によれば、Essjayは「ウィキペディアの管理者としての仕事について語るのには積極的だったが、利用者ページに記載した経歴以上には自身を同定することを避けた。」〔" was willing to describe his work as a Wikipedia administrator but would not identify himself other than by confirming the biographical details that appeared on his user page."〕
インタビューの中でジョーダンは『ニューヨーカー』誌に対して、それまでウィキペディアの利用者ページに掲載していたとおり、神学教会法博士号所有者であり某私立大学テニュア教授であると自称していた〔。しかし後に明らかになったところによると、彼は24歳のコミュニティカレッジ中退者であり、学位は何も持っていなかった〔 〕。『ニューヨーカー』誌は2007年2月に訂正記事を出し、それによってこの事件は広い社会的注目を浴びるようになった〔 。
『ニューヨーカー』誌の記事では、2つの博士号を所有していることについて触れたうえで、Essjayは一日あたり14時間程度かそれ以上ウィキペディアに割きつつも、同僚や友人にオンラインの生活について知られないように慎重であると述べられている。Essjayはしばしば講義にラップトップを持ち込み、小テストの間にはウィキペディアでの問題を解決できるようにしていると描かれた。また、サイバーストーキングを避けるために匿名が守られることを強く主張した〔。
またEssjayは彼の肩書きを使用して現実世界の大学教授に電子メールを送り、ウィキペディアの正確性を保証したことがある。このメールの中でEssjayは、「私はオンライン百科事典プロジェクトウィキペディアの管理者です。私はまた神学の終身教授です。私のバックグラウンドと資格についてはどうぞ私のウィキペディアの利用者ページをご覧になってください」と述べている〔. "I am an administrator of the online encyclopedia project Wikipedia. I am also a tenured professor of theology; feel free to have a look at my Wikipedia userpage (linked below) to gain an idea of my background and credentials."〕 〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Essjay騒動」の詳細全文を読む




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