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570トン型掃海艇 : ミニ英和和英辞書
570トン型掃海艇[うみ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 
掃海 : [そうかい]
  1. (n,vs) sweeping the sea for mines 2. dragging for mines 
掃海艇 : [そうかいてい]
 (n) mine sweeper

570トン型掃海艇 ( リダイレクト:えのしま型掃海艇 ) : ウィキペディア日本語版
えのしま型掃海艇[えのしまがたそうかいてい]

えのしま型掃海艇(えのしまがたそうかいてい、)は、海上自衛隊が保有する中型掃海艇Mine Sweeper Coastal, MSC)の艦級。ネームシップの建造単価は201億円であった。
先行するひらしま型(16MSC)をもとに、船体構造を繊維強化プラスチック(FRP)製としたものであり、海自掃海艇初にして日本最大のFRP船となっている。
== 来歴 ==
第二次世界大戦まで、機雷とはすなわち触発式の係維機雷であり、これに対する掃海艇は、艦隊の前路掃海を主任務として比較的高速・重装備の鋼製の艇が主流であった。しかし大戦後期から朝鮮戦争にかけて磁気・音響による感応機雷が出現し、触雷を避けるため、1950年代以降、掃海艇の建材としては非磁性化可能な木材が採用されるようになった。
しかしその後、木材の高騰と木船建造技術者の減少を受け、掃海艇のFRP化が模索されるようになり、1972年には世界初のFRP掃海艇としてイギリス海軍の「」が進水した。欧州各国においては、1950年代に木造掃海艇を大量建造して以降、これらが老朽化して更新を必要とするまで15-20年の空白があったため、次世代掃海艇の建造態勢を事実上一から構築する必要があり、したがって木造艇に拘泥する必要が薄かったこともあり、1975年前後から就役を開始した戦後第2世代の掃海艇はFRP艇が多く採用されるようになった。
この流れを受けて、防衛庁(当時)技術研究本部も、昭和48年(1973年)度より「強化プラスチック(FRP)艇」に関する研究開発を進めており、1978年にははつしま型(53MSC)の機関部と同寸法の船体が試作された。これは翌年より静的・動的強度試験に供され、特に耐爆試験においては、掃海隊群関係者に大きな感銘を与える結果となった。1982年には、その集大成としてFRP製の試験艇「ときわ」(常備排水量142トン)が建造された。当初、「ときわ」の運航試験は単なる確認作業であり、昭和59年(1984年)度前後にはFRP掃海艇の建造計画が実現するものと考えられていた。しかしこの実艇試験において、当時の技術では、FRPの構造的連続性に伴う水中放射雑音の大きさという宿命的な問題を克服できないことが明らかになり、この時点では採用は見送られた。なお同船は、試験終了後は居住区を拡大するなどの改修を施したうえで、練習船12号(YTE12)として江田島市海上自衛隊第1術科学校で運用されており、30年に及ぶ運用実績を重ねている。
しかし2000年前後には、日本においても木船建造技術者の減少が深刻化し、技術継承面の問題が顕在化してきた。またFRP艇では、木造艇と比して約2倍の船齢延伸が可能であり、木造艇のように含水による燃費悪化がないことともあわせて、ライフサイクルコストの大幅な低減が実現できることから、特に緊縮財政下の情勢からはFRP艇の採用が望まれるようになった。これに伴い、17中期防において建造される4隻の中型掃海艇のうち、前半2隻は13中期防で建造された木造のひらしま型(16MSC)の設計で、後半2隻はこれと同等の能力を有するFRP製艇として建造することとなった。これによって建造されたのが本型である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「えのしま型掃海艇」の詳細全文を読む




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