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1K17[1けい17]
  1K17(、アルファベット転化:“1K17 Szhatie”(「圧縮」の意)は、ソビエト連邦によって開発・試作された自走レーザー兵器システムである。''、アルファベット転化:“1K17 Szhatie”(「圧縮」の意)は、ソビエト連邦によって開発・試作された自走レーザー兵器システムである。 == 概要 == 1970年代後半から、ソビエト連邦とアメリカ合衆国では各種の「未来兵器」が構想された。アメリカは「戦略防衛構想(SDI計画)」の名で知られる、主に衛星軌道上から地上を、地上から衛星軌道上の物体を攻撃できる兵器の研究開発に傾倒したが、ソ連も同様に各種の「未来兵器」を構想していた。その中で、レーザー光線を軍事用に用いることが最も現実的かつ実現が容易である、と結論付けられたため、ソ連軍当局はレーザー光線を軍事用に応用することに主軸を置いて研究開発を進めた。 1K17はそれら一連の研究開発計画に基づいて1980年代後半に開発が開始された特殊兵器で、高出力のレーザー光線を発生させて照射するための装置を、T-80戦車のものを流用した車体(2S19ムスタ-S 152mm自走榴弾砲と同一の車体)に砲塔式に搭載した「自走レーザー兵器」である。「レーザー砲戦車」と呼称されることもあるが、レーザー光線を“熱線”として発射して目標を破壊するものではなく、敵の航空機やミサイル等のセンサー、もしくは人間の視覚を高出力のレーザーで照射し、損傷させて無力化するための兵器システムである。 高度な機密指定がなされていた最重要機密装備であったために、ソビエト連邦が崩壊して各種の軍事機密情報が流出するまでは概略程度しか知られておらず、詳細が判明したのは2000年代になってからである。
  抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1K17」の詳細全文を読む
 
 
 
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