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酒匂川[さかわがわ]
酒匂川(さかわがわ)は、静岡県および神奈川県を流れる二級河川。静岡県内では鮎沢川(あゆざわがわ)と呼ばれる。 == 特徴 == 富士山の東麓と丹沢山地の西南部を主な源流とし、JR東海の御殿場線と並走するように流れ、丹沢山地と箱根山の間を抜け足柄平野を南下、小田原市で相模湾へと注ぐ。山間部から平野部に入るときに流れをコントロールし平野の中央を流れ、耕地を潤すように文命堤(岩流瀬堤、大口堤)が建設された。岩流瀬堤(がらせつつみ)は流れをいったん断崖に導き、大口堤は断崖からの流れを平野中央に導いている〔知野泰明「近世の災害2」/ 北原糸子編著『日本災害史』吉川弘文館 2006年 190ページ〕。 上流の御殿場市付近では、富士山のなだらかな裾野が広がり、流れが穏やかで護岸工事が施され、河川の上流といった雰囲気は乏しい。むしろ、中上流域の小山町から山北町にかけての県境付近の方が、谷が深く大きい岩や石が見られ、こちらのほうが渓流の趣きが感じられる。下流の足柄平野付近では川幅も広がり、周辺には水田や住宅地が多くなる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酒匂川」の詳細全文を読む
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