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笠寺観音 : ウィキペディア日本語版
笠覆寺[りゅうふくじ]

笠覆寺(りゅうふくじ)は、愛知県名古屋市南区笠寺町にある真言宗智山派寺院。山号は天林山。一般には笠寺観音(かさでらかんのん)の通称で知られる。尾張四観音の一で、あわせてなごや七福神の恵比須を祀る。
== 歴史 ==
寺伝によれば、天平5年(733年、一部の文書には天平8年-736年)、僧・善光(または禅光)が浜辺に打ち上げられた流木を以て十一面観音像を彫り、現在の南区粕畠町にその像を祀る天林山小松寺を建立したのが始まりであるという。
その後1世紀以上を経て堂宇は朽ち、観音像は雨露にさらされるがままになっていた。ある時、旅の途中で通りかかった藤原兼平藤原基経の子、875年-935年)が、雨の日にこの観音像を笠で覆った娘を見初め、都へ連れ帰り玉照姫と名付け妻とした。この縁で兼平と姫により現在の場所に観音像を祀る寺が建立され、笠で覆う寺、即ち笠覆寺と名付けられたという。笠寺の通称・地名等もこの寺院名に由来する。
鎌倉時代には鐘楼が造られ、尾張三名鐘に数えられる梵鐘が鋳造された。この鐘は建長3年(1251年)の銘があり〔文化財ナビ愛知 〕、愛知県の有形文化財に指定されているが、大晦日には除夜の鐘として参拝者も撞くことができる。
明治時代初期の廃仏毀釈その他の影響で一時期荒廃が進むが、昭和時代住職らの努力で隆盛を取り戻し、現在に至っている。藤原兼平と姫の故事にちなんで、縁結びを祈る参拝者も多いという。
名古屋市観光協会の後援により、昭和30年頃には大名古屋十二支恵当寺で巳年の護り本尊の普賢菩薩の霊場になり、昭和62年にはなごや七福神恵比寿の霊場になった。 

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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