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泡雪崩 : ウィキペディア日本語版
泡雪崩[ほうなだれ]
泡雪崩(ほうなだれ)は、雪崩の一種。ホウ雪崩とも表記する。大規模な煙型乾雪表層雪崩を指し、新潟県富山県では単にホウとも呼ぶ。
== 概要 ==
多雪地で気温が低く、多量の降雪を伴う吹雪の時かその直後の積雪が安定しないときに起きやすい。そのため、主に厳冬期の山間部で発生する。
通常の雪崩のような雪塊の落下とは違い、雪崩を構成する雪煙が最大で200km/h以上の速度で流下する。その衝撃力は数百キロパスカル(建造物などを破壊するほどの力に相当する)に達し、大きな被害をもたらすと考えられている。
そのため、泡雪崩が発生すると、あまり雪が堆積しないにもかかわらず(通常の雪崩では多量の雪が堆積する)、衝撃によって周囲のものがことごとく破壊されているか吹き飛ばされているという状況が発生する。
この破壊力に関して、爆風が発生すると誤解されることが多いが、実際は、雪煙が空気と雪粒の混合体であるがゆえ生じる衝撃圧による。この誤解は『高熱隧道』の記述によって広まったとされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「泡雪崩」の詳細全文を読む



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