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沖縄戦における集団自決 : ウィキペディア日本語版
沖縄戦における集団自決[おきなわせんにおけるしゅうだんじけつ]
沖縄戦における集団自決(おきなわせんにおけるしゅうだんじけつ)では、第二次世界大戦太平洋戦争(大東亜戦争))時において、沖縄県で発生したとされる集団自決を扱う。(''それ以外の時・場所で発生したものについては集団自決を参照。'')
== 概要 ==
沖縄戦では、一般住民が集団で自殺する行為が発生し、これを「集団自決」と一般的に呼ぶ。主な事例としては、伊江村のアハシャガマ〔伊江島 アハシャガマ 〕など約100人、恩納村11人、読谷村チビチリガマなど121人以上(詳細は後述#チビチリガマの集団自決)、沖縄市美里33人、うるま市具志川14人、八重瀬町玉城7人、糸満市カミントウ壕など80人、座間味島234人、慶留間島53人、渡嘉敷島329人〔『琉球新報』2007年6月22日〕などとされている。研究者の中には計1,000人以上との見方もあり〔「沖縄戦と「集団自決」―― 何が起きたか、何を伝えるか 」『世界』764号、岩波書店、2008年。〕、これは沖縄戦における住民死者94,000人の1%強にあたる。
戦後、一部の文献(1950年の『鉄の暴風』など)では、日本軍の命令など、強制により自殺することになったとしているが、否定・疑問視する見解もある。
沖縄戦における県民の犠牲者に関する教科書への記載は、1974年に家永三郎著『新日本史』(三省堂)の脚注に「沖縄県は地上戦の戦場となり、10万をこえる多数の県民老若男女が戦火のなかで非業の死に追いやられた」と書かれたのが最初である。1982年の高校教科書『日本史』(実教出版)の脚注において、江口圭一日本軍による住民殺害を書いたところ、検定意見がついて除去されたが、これに沖縄県が猛反発したため次の検定より「住民殺害」という記述が教科書に載るようになった。しかし、1983年に家永三郎が教科書『新日本史』で日本軍住民殺害を記述したところ、当時の文部省は「(自殺である)集団自決が多かったのだから、集団自決をまず書け」との検定意見(修正意見)をつけた。この検定意見の適法性に関して争われた家永教科書裁判の判決において、理由中の事実認定では軍による住民の投降阻止の為の自決強要や殺害など家永の主張に沿う内容が含まれていたが、結論として「集団自決を記述せよとの検定意見は違法とまでは言えない」とされた。この裁判の結果、「集団自決」の記述が教科書に追加されることになったが、その「集団自決」が日本軍の強制であったか否かの論争が活発となっていった〔林博史『歴史学研究』〕〔書き換えの流れ 2007年6月20日沖縄タイムス 〕〔せめぎ合い 2007年4月30日沖縄タイムス 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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