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横山本源氏物語[よこやまほんげんじものがたり]
横山本源氏物語(よこやまほんげんじものがたり)とは、源氏物語の写本の一つ。 == 概要 == 横山敬次郎の所蔵であったことから「横山本」と呼ばれる。大部分が1面9行、まれに1面10行で書かれており、奥書はない。鎌倉時代中期ころの書写と考えられており、伝承筆者として藤原為兼等の名前が挙げられている。49帖が現存しており、帚木、朝顔、藤袴、幻、手習が欠けている。本文系統は橋姫、椎本、総角の3帖が別本、その他の46帖が青表紙本であるとされている〔池田亀鑑「現存重要諸本の解説 横山氏旧蔵源氏物語」『源氏物語大成研究編』中央公論社、p. 253-254。 〕。一時期池田亀鑑のもとにあり、校異源氏物語及び源氏物語大成校異編には校合本文の一つとして採用されたが現在の所在は不明であり、現在は池田が作成した橋姫と総角の新写本のみが東海大学図書館桃園文庫に所蔵されている〔加藤昌嘉「本文研究と大島本に対する15の疑問」中古文学会関西部会(編)『大島本源氏物語の再検討』和泉書院、2009年(平成21年)10月、p. 82。 ISBN 978-4757605299 〕。
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