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拡張ファイル属性 : ウィキペディア日本語版
拡張ファイル属性[かくちょうふぁいるぞくせい]
拡張ファイル属性または拡張属性 (''extended file attribute'', ''extended attribute'', ''xattr'', ''EA'')は、ファイルシステムが解釈しないメタデータをユーザがファイルに結びつけることが出来るようにするファイルシステムの機能である。これに対し、通常のファイル属性(パーミッション、作成時間、更新時間など)はファイルシステムによって厳密に定義された目的を持っている。
一般的にフォークはファイルの最大サイズと同じくらいに大きくすることができるが、拡張属性の最大サイズはかなり小さい値に制限される。これの典型的な用途は、文書の著者、プレーンテキストの文字コード誤り検出訂正符号などを保存することである。
== 実装例 ==

=== OS/2 ===
OS/2バージョン1.2以降のHPFSは拡張属性を考慮して設計された。また、DOSのFATファイルシステムも改造して拡張属性をサポートした。
FATパーティションを用いる他のOSと互換性を保つため、OS/2属性はルートディレクトリ上の一つのファイル「EA DATA. SF」に保存される。拡張属性をサポートするOSがディスクを管理する場合、通常このファイルはアクセス不能になる。ただし、DOSのようなOSだと簡単に操作できてしまう。拡張属性があるファイルやディレクトリは、この「EA DATA. SF」ファイルの内部で一つまたはそれ以上のクラスタを消費する。最初に使われる論理クラスタ番号は、ファイルやディレクトリを所有するディレクトリエントリに保存される。これは元々は未使用であった2バイトの中にある。この2バイトはFAT32ファイルシステム上では別の目的で使われる。従ってOS/2拡張属性はFAT32に保存することが出来ない。
OS/2バージョン2.0以降の一部の機能、すなわちワークプレース・シェル等は幾つかの標準化された拡張属性(''EA''とも呼ぶ)を利用する。これには、ファイルタイプの識別、コメント、アイコン、ファイルのキーワードといった目的がある。
インタラプタ言語REXXで書かれたプログラムは、より高速な実行を行なうために、パース済みのコードを拡張属性に保存する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「拡張ファイル属性」の詳細全文を読む



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