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弾性線維 : ウィキペディア日本語版
エラスチン
エラスチン()とはコラーゲン線維を支える役割を持つ線維であり弾性線維とも呼ばれる。ヒトのエラスチン含有量は、項靱帯で約78~80%、動脈で約50%、で約20%、真皮で約2~5%を占める。ヒトだけでなく、ブタやウシ、ウマなどの哺乳類やその他では魚類などにも含まれている。エラスチンは皮膚や血管では年齢と共に減少しの原因となる。
== 性質 ==
エラスチンは、生体内においてまず先駆体タンパク質・トロポエラスチン(分子量70,000)として血管平滑筋細胞線維芽細胞などで生合成される。次にトロポエラスチン分子は、ミクロフィブリルと呼ばれる糖タンパク質の周囲や間隙に集合した後、分子間で適切に架橋されて弾性繊維のコアタンパク質であるエラスチンとなる。正常なエラスチンの形成には、この第一段階であるトロポエラスチンの規則的な自己集合が重要で、この自己集合を「コアセルベーション」と呼ぶ。また、コアセルベーションはエラスチンの形成のみならず、エラスチンの弾性機能の発現にも深く関与することが知られている。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エラスチン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Elastin 」があります。



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