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マーラー体積[まーらーたいせき] (convex geometry)では、(central symmetry)な(convex body)のマーラー体積(Mahler volume)とは、凸体に付随する無次元量で、線型変換の下に不変な量をいう。この名称はドイツ-イギリスの数学者(Kurt Mahler)にちなんでいる。最も大きなマーラー体積を持つ形は球や楕円体であることは知られていて、現在では、ブラシュケ・サンタローの不等式(Blaschke–Santaló inequality)となっている。未解決なマーラー予想(Mahler conjecture)とは、最小なマーラー体積は超立方体によって得られるのではないかという予想である。
==定義== ユークリッド空間の中の凸体は、内部が空でないコンパクトな凸集合として定義される。B がn-次元ユークリッド空間の中の中心対称な凸体であれば、(polar body) ''B''o は、同じ空間の中でもうひとつの中心対称体となり、次の集合として定義される。 : ''B'' のマーラー体積は、''B'' の体積と ''B''o の体積の積である〔.〕。 ''T'' が線型変換であれば、である。従って、''T'' によって ''B'' の体積は 倍変化し、''B''o の体積は 倍変化するので、''B'' のマーラー測度全体は線型変換により保存される。
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