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マラーゲ : ウィキペディア日本語版
マラーゲ

マラーゲ (、ラテン文字:Marāgheh、マラーガと表記されることもある)はイラン東アーザルバーイジャーン州にある都市である。2006年の国勢調査では、マラーゲの人口は38,891世帯146,405人となっている。
マラーゲはスーフィー・チャーイ川のほとりにある。マラーゲ住民の大部分はアゼルバイジャン語を話すことができる。マラーゲは州都であるタブリーズより130kmの地点に位置する。
== 歴史 ==
マラーゲは狭い渓谷の中に位置する古代都市である。渓谷は都市北部付近から、マラーゲより西30kmの地点にあるオルーミーイェ湖付近にある肥沃な平野の東端となる都市南部にまたがっている。マラーゲは多くの場所に遺跡として残された高い壁や4つの門で囲まれている。マラーゲにはこの他にも良好な保存状態の2つの石橋があり、マラーゲをイルハン朝の首都としたフレグ(1217年~1265年)の治世に建設されたとされる。その後、マラーゲは総主教Mar Yaballaha3世により東方正教会が主流となった。この場所は広大なワイン農場や果樹園で囲まれており、川から引き込まれた運河によりすべて良く灌漑され、大規模な果物の生産を行っている。街の西部の丘は不規則な玄武岩の破片で覆われた砂岩層で構成されている。
著名な塔、ゴンバデ・カブード(青の塔、1197年建立)はペンローズ・タイルに似たギリフ・タイルで装飾されている。
この塔に使用されている大理石はイラン国内ではマラーゲ大理石として知られており、マラーゲより北西に約50kmの地点にあるアーザールシャフル付近のダシュカサーン村で取れるトラバーチンとされる。この大理石は水による沈殿・堆積で形成されており、複数の泉から吹き出した成分により形成されている。この石は最初は薄い石片であり壊れやすいが、次第に固形化し約20cmの厚さのブロックとなって固まる。形成された石は非常に美しく、ピンク、緑、乳白色が混合した色となっている。また、石には赤みがかった炭色の縞が入っている。この石はアーザールシャフル・レッドもしくはイエローという名称で世界中へと輸出・販売されている。
マラーゲ付近にある後期中新世の地層ではヨーロッパや北米の博物館用の脊椎動物化石が多く採掘されている。2008年には国際共同開発チームが化石発掘を再開している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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