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ブルックスの法則 : ウィキペディア日本語版
ブルックスの法則[ - ほうそく]
ブルックスの法則( - ほうそく)はフレデリック・ブルックスによって提唱された、「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、プロジェクトをさらに遅らせるだけだ ()」という、ソフトウェア開発プロジェクトマネジメントに関する法則である。これは1975年に出版された著書 (日本語版の書名は『人月の神話』)に登場した。ブルックスの法則は、しばしば「9人の妊婦を集めても、1ヶ月で赤ちゃんを出産することはできない ()」と説明される。ブルックスの法則がしばしば引用される一方で、『人月の神話』でブルックスの法則が述べられる直前の「ブルックスの法則を一言で述べると」という行が引用されることはめったにない。
== 根拠 ==
ブルックスによれば、この法則が成り立つ主な理由は2つある。
# 新たに投入された開発者が生産性の向上に貢献するまでには、時間がかかる。ソフトウェアプロジェクトは、複雑な作業である。また、新たにプロジェクトに参加した人は、仕事に取りかかる前に、まず開発の現状や設計の詳細などを理解しなければならない。つまり、新たに人員を追加するには、その人員を教育するために、リソースを割かなければならないのである。したがって、人員の増加がチームの生産性に与える効果は、短期的にはマイナスになる。また、プロジェクトに慣れない間はミスを犯しやすいので、新たなバグが挿入されることが多くなり、その結果、プロジェクトがさらに遅れる可能性もある。
# 人員の投下は、チーム内のコミュニケーションコストを増大させる。プロジェクトを進めるうえで、プロジェクトチームは、協力して同じ課題に取り組む必要がある。しかし、これを実現するには、調整のためのコストがかかる。一般に、n人が協調して仕事を進めるためには、n(n-1)のコミュニケーションチャンネルを調整する必要がある。したがって、プロジェクトの人員に対してコミュニケーションコストは、n^2のオーダーで増加することになる。単純にいえば、開発メンバーを2倍に増やしたチームは、それに伴って4倍のコミュニケーションコストを負担するのである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブルックスの法則」の詳細全文を読む



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