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ピッチアップ : ウィキペディア日本語版
ピッチング

ピッチング () とは、乗り物など前後左右上下が決まった物体が、左右を軸として(いわゆる「上下に」)回転すること。ピッチ () とも。なお、前後を軸にした回転がローリング () またはロール ()、上下を軸にした回転がヨーイング () またはヨー () である。
主に、航空機船舶について言うことが多い。
== 航空機の機動としてのピッチング ==
ここでは、航空機の、能動的な(機動としての)ピッチングについて述べる。
航空機の機動(マニューバ)では、ピッチングは操縦桿の操作で機首を上げ下げすることである。機首を上げることをピッチアップ、機首を下げることをピッチダウンと言う。機首が上がれば機体は上昇し、下がれば下降する。
ただし、機体の速度に対して機首の上がり具合が大きければ、機首の上がり具合に比例して機体が上昇せず、進行方向に対して機首が上向きの角度を持つ。この角度を迎角という。逆に進行方向に対して機首が下向きの角度を持つ場合もあり、これを伏角という。航空機は主翼が一定の仰角を持つ事により揚力を生じるので(伏角を持つ場合は負の揚力を生じる)、ピッチングの操作は航空機の操縦において重要な意味を持つ。航空機が水平飛行する場合には機体の重量と釣り合うだけの揚力が必要なので、水平飛行している航空機も若干ながら機首が上を向いている事になる(もっとも空気抵抗の問題があるので、実際には機体は水平であっても主翼のみ若干の仰角を持つ。あるいは水平であっても若干の仰角を取ったのと同等の効果を持つように主翼の翼型を設計する)。
* 旋回は主に、機体を旋回する方向にロールさせて傾け、ピッチアップを行うことによってなされる。これにより旋回時に生じる遠心力に対して揚力でバランスを取る。これとは逆に機体を旋回方向と逆にロールさせて傾け、ピッチダウンによって負の揚力でバランスを取る事も可能であるが、このような旋回は流体力学上効率が悪いため、滅多に行われない。
* 急激なピッチアップを行うと、仰角が非常に大きくなり失速の原因となるほか、激しいG付加によるパイロットブラックアウトの危険性などから、慎重性を必要とする機動である。
* 急激なピッチダウンは失速の原因となるほか、激しい-G付加によるパイロットレッドアウトの危険性が考慮される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ピッチング」の詳細全文を読む



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