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ピエール・カスト : ウィキペディア日本語版
ピエール・カスト

ピエール・カストPierre Kast1920年9月22日 パリ - 1984年10月20日)は、フランスの映画監督脚本家ヌーヴェルヴァーグ映画作家のひとりとして知られる。
== 来歴・人物 ==

1920年9月22日パリに生まれる。ソルボンヌ大学で文学を学ぶ。1945年、「パリ大学シネクラブ」の共同設立者として映画に関わる。
1946年アンリ・ラングロアのもと、シネマテーク・フランセーズで働き始める。1948年メッシーヌ通りに常設館を持つまでは、当時の上映会はまだ、ラングロアのアパルトマンのバスルームなどで行われていた。
*1948年ジャン・コクトーを会長に、アンドレ・バザンらとシネクラブオブジェクティフ49」設立に参加。のちに、このときの設立メンバーであるルネ・クレマン、翌1949年同シネクラブが開催する「呪われた映画祭」の賛同者であるジャン・グレミヨン、作品が上映されたジャン・ルノワールの助監督になる。
*1949年、グレミヨンの『白い足』(4月13日フランス公開)の助監督を経て、彼と共同監督のもと短編映画『''Les Charmes de l'existence''(存在の魅力)』を初めて監督、ヴェネツィア国際映画祭で短編のグランプリを受賞する。長編デビューまでに6本の短編を撮る。
*1951年4月、『カイエ・デュ・シネマ』創刊に参加。
*1957年5月、『カイエ』誌掲載の「フランス映画についてのディスカッション」に、バザン、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズロジェ・レーナルトジャック・リヴェットエリック・ロメールとともに参加する〔''Cahiers Du Cinema: The 1950's Neo-Realism, Hollywood, New Wave'' (Harvard Film Studies) 英語 ISBN 0674090616〕。
*1957年11月6日、『''Amour de poche''(ポケットの中の愛)』が公開され、長編映画デビュー。同作は、コクトー的俳優ジャン・マレーが主演、ヌーヴェルヴァーグ的俳優であるジャン=クロード・ブリアリの共演のほか、アレクサンドル・アストリュッククリスチャン=ジャックレオ・ジョアノンジャン=ピエール・メルヴィルアレックス・ジョフェといった映画監督や作家のボリス・ヴィアンまでが客演している〔仏語版Wikipedia Amour de pocheを参照。〕。またジャーナリストで映画批評家のフランス・ロシュが本作を脚色し、出演もしている。
*1959年アルベルト・モラヴィアの小説『年老いた愚か者』をドニオル=ヴァルクローズと共同で翻案した長編映画『''Le Bel âge''(美しい年齢)』が公開。ドニオル=ヴァルクローズ、そしてヴィアンとブリアリがまた出演している。
*1959年7月、『カイエ』誌掲載の「アラン・レネ二十四時間の情事』についてのディスカッション」に、ジャン・ドマルキ、ドニオル=ヴァルクローズ、ジャン=リュック・ゴダール、 リヴェット、ロメールとともに参加〔''Cahiers Du Cinema: The 1950's Neo-Realism, Hollywood, New Wave'' (Harvard Film Studies)〕。
*1984年10月20日ローマでの映画撮影の帰途の航空機上、心臓病で亡くなった。。翌日にはフランソワ・トリュフォー(52歳)、同25日には女優のパスカル・オジェ(25歳)が亡くなり、この1週間は「フランス映画悲しみの一週間」と呼ばれた。カストは、日本では監督作が一作も商業公開されず、シネクラブ上映などに留まったため、ヌーヴェルヴァーグの作家を数えあげるときにはつい外されてしまうが、ロメールと同い年のいまだ来るべきヌーヴェルヴァーグ作家である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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