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ヒルツェブルフ・リーマン・ロッホの定理 : ウィキペディア日本語版
ヒルツェブルフ・リーマン・ロッホの定理[ひるつぇぶるふりーまんろっほのていり]

数学では、ヒルツェブルフ・リーマン・ロッホの定理(Hirzebruch–Riemann–Roch theorem)は、(Friedrich Hirzebruch)、ベルンハルト・リーマン(Bernhard Riemann)、グスタフ・ロッホ(Gustav Roch)の名前にちなんだ、ヒルツェブルフの1954年の結果で、すべての次元の複素代数多様体リーマン・ロッホの定理を拡張した定理のことを言う。この定理は、リーマン面上の古典的リーマン・ロッホの定理の最初のすべての次元への一般化であり、約 3年後には、への道を開いた。

==ヒルツェブルフ・リーマン・ロッホの定理の内容==
ヒルツェブルフ・リーマン・ロッホの定理は、コンパクト複素多様体 X 上の任意の正則ベクトルバンドル E に対し、層コホモロジーの中で E の正則オイラー特性数を計算することへ応用される。すなわち、複素ベクトル空間の次元の交代和である次の式である。
: \chi(X,E) = \sum_^ (-1)^ \dim_ H^(X,E)
ヒルツェブルフの定理は、正則オイラー特性数 χ(X, E) は E のチャーン類 Cj(E) と X の正則接バンドルのチャーン類の中の Tj から計算できることを言っている。これらはすべて、X のコホモロジー環の中にあり、基本類を使い(もしくは、言い換えると、X 上で積分して)、H2n(X) の中から数値を得ることができる。ヒルツェブルフの公式は、すべての適当な j (0 ≤ j ≤ n) をとり、コホモロジーの中のチャーン類 ch(E) を使うと、
: \chi(X,E) = \sum \operatorname_(E) \frac
を得る。言い換えると、クロス積は 2n の差異を無視して(upto)次数と「一致」するすべての次数のコホモロジー環の中で形成される。そこで Cj(E) の一つ一つを「解きほぐして」計算すると、チャーン指標は、
:\operatorname(E) = \sum \exp(x_)
であり、全チャーン類は、
: C(E) = \sum C_(E) = \prod (1 + x_).
を得る。別な定式化をすると、定理は等式
: \chi(X,E) = \int_X \operatorname(E) \operatorname(X)
となり、ここに td(X) は X の接バンドルのである。
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