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ヒダベリイソギンチャク : ウィキペディア日本語版
ヒダベリイソギンチャク

ヒダベリイソギンチャク (''Metridium senile'') はイソギンチャクの一種である。
== 形態 ==
足盤は体部よりもかなり直径が大きい。体部は長く円筒形で、表面は滑らかで粘液で覆われる。体部にいぼや吸盤はなく、上端には堤と溝があり、口盤につながる。口盤は大きく、深く波打って体部に覆い被さる。触手は細くて先端は尖る。口盤内の触手は密度が低く長いが、縁にある触手は高密度に配置され短い。大型個体は非常に多数の触手を持つ。小型個体はそれよりも本数は少ないが、比較的長い触手を持つ。触手は透明だが、白い縞が現れることがある。体部は白・クリーム色・ピンク・橙・赤・灰色・茶色・薄緑など変化に富む。口の周辺は体部の色によらず橙赤色となる。暗い体部と明るい口盤を持つ個体もいる〔Goose, P., H. (1860). ''A history of the British sea-anemones and corals'' . London, Van Voorst. page 12 -24.〕〔''Metridium senile'' Marine Species Identification Portal. Retrieved 2011-09-05.〕。潮間帯付近のものは背が低くて口盤が大きく、より深いところのものほど高く伸び上がる傾向がある〔内田(2001)p.41〕。
いくつかの変種が確認されている。''M. senile var. dianthus'' は上で説明した種で、1000本を超える触手を持ち、高さ30cm、足盤径15cmにまで成長する。''M. senile var. pallidus'' はこれより小さく、最大でも足盤径2.5cm程度で、口盤の波打ちも小さく、触手も200本より少ない。矮化した変種だと考えられる〔Rawlinson, R., (1934). A comparative study of ''Metridium senile (L.) var. dianthus'' (Ellis) and a dwarf variety of this species occurring in the river Mersey, with a discussion on the systematic position of the genus ''Metridium''. Journal of the Marine Biological Association of the U.K. 19: 901-919.〕。これらの中間的な形態を持つ変種もある〔。
ヨハネス・ペーター・ミュラーは変種 ''dianthus'' を"最も美しいイソギンチャク"と評価している〔。全ての触手を展開した姿はヤシに似て印象的であるが、触手を収納すると不規則なクラゲのような塊となり目立たない〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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