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ヒカルオン : ウィキペディア日本語版
学園特捜ヒカルオン[がくえんとくそうひかるおん]

学園特捜ヒカルオン』(がくえんとくそうヒカルオン)は、1987年1月28日にエモーション(現:バンダイビジュアル)から発売されたOVA。30分。
== 概要 ==
本作は、OVAブーム中の当時における大人の特撮ファンにも大人気だった宇宙刑事シリーズへのオマージュ要素の濃い、学園SFアクション作品である〔当時は多くのファンが同人やコスプレ、自主映画等でオリジナルの宇宙刑事を作っており、本作にもプロの手による二次創作(パロディ)という側面がある。〕。ただし、エモーションのヤングアダルト向けレーベル「C-MOON」向けに制作されたため、主人公・四方堂光のパートナーにしてヒロインの美女教師・葉月あづみがチンピラたちに襲われて衣服を破られるといった、原典では描けない性的暴行調のエロ要素も盛り込まれている。
原作脚本絵コンテ作画監督など大半の主要役職は、宇宙刑事好きのアニメーター越智一裕が1人で担当した。音楽は宇宙刑事シリーズと同じく渡辺宙明が担当した(詳細は#LPレコードを参照)ほか、主題歌にも同じく串田アキラが参加した。また、声優も敵・妖魔獣役には宇宙刑事シリーズの悪役で知られる飯塚昭三が起用された。
越智によれば、光役の声優だけはベテランから新人まで10人ほどが参加したオーディションを経て、本作が初主役となる関俊彦が起用された。このオーディションには水島裕も参加しており、上手さでは当時ベテランの彼が一番だったが、主役は新人でという視点から関の起用になったそうである。また、本作は高山みなみの声優デビュー作でもあり、女子生徒役で出演している〔その後越智が制作したPCエンジンゲーム『コズミックファンタジー』では高山が主人公ユウ役で、水島がライバルキャラ風のシルフ役で、2作目の『コズミックファンタジー2』では関が主人公バン役で出演している。〕。なお、音響制作は当時81プロデュースの代表者であった中野徹が担当した〔(cache) 昔話-その25-: 漫画映画家@越智一裕のblog (ウェブ魚拓2009年5月18日分キャッシュ)〕。
アイキャッチに映っている実写キャラクターは、越智が『アニメージュ増刊 ザ・モーションコミック』に連載していた漫画『ひらきなおってマイヒーロー』〔■コミックワークスリスト: まんが映画家@越智一裕のblog 〕の主人公・宇宙戦士ギャリバン〔日本物産アーケードゲームコスモポリス ギャリバン』の主役ヒーローとは同名の別人。〕であり、本作に登場する超人戦士ヒカルオンのデザインベースにもなっている。越智の自主映画用に制作されたこのスーツは彼自身が着ており、撮影は本作の原画にも参加している亀垣一が担当した〔。
ストーリーはかなり駆け足であり、金田伊功山下将仁田村英樹大平晋也といった個性的な絵柄や動かし方で知られたアニメーターが多数参加しているため、前述のエロ描写と併せてアクションシーンでは原画マンの個性が強く発揮されている。また、原画マンには『ここはグリーンウッド』の作者である漫画家・那州雪絵や、アニメーター時代のいのまたむつみも名を連ねている。
後年にはAT-Xでテレビ放送された〔学園特捜ヒカルオン | 番組 | AT-X ワンランク上のアニメ専門チャンネル 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「学園特捜ヒカルオン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Campus Special Investigator Hikaruon 」があります。



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