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ハーバート・ケレハー : ウィキペディア日本語版
ハーバート・ケレハー

ハーバート・ケレハーHerbert D. Kelleher1931年3月12日 - )は、アメリカ合衆国航空会社であるサウスウエスト航空の共同創立者、名誉会長および元最高経営責任者 (CEO) 。ニックネームは「ハーブ・ケレハー」、または単に「ハーブ」。
== 経歴 ==
ニュージャージー州ハドンハイツに生まれる。ハドンハイツ高校を卒業した〔Blackwell, Charles W. "Flying High with Herb Kelleher: A Profile in Charismatic Leadership." , ''Journal of Leadership Studies'', June 22, 1999. Accessed November 2, 2007. "Graduating from Haddon Heights High School where he distinguished himself as an athlete and student body president, Kelleher's first job was at Campbell Soup Company where he worked for six summers, joining his dad who was General Manager."〕後はコネティカット州のウェスリアン大学に進んだ〔『世界で最も偉大な経営者』p13〕。同大学卒業後、さらにニューヨーク大学で法律を学び、1956年に卒業した〔。卒業後はニュージャージー州最高裁判所で事務官として勤務した〔後、1960年にテキサス州サンアントニオで法律事務所を開設した〔。
彼の法律事務所の顧客とサンアントニオのバーで雑談をしている際に、その顧客からテキサス州内の航空会社設立を呼びかけられた。これはダラス、サンアントニオ、ヒューストンの3都市を結び、不要なサービスを簡素化して低運賃の提供を実現する内容で、運航開始に至るまでには、競合する航空会社からさまざまな妨害工作を受けたものの、1971年よりサウスウエスト航空として営業運航を開始することになる。
当初、ケレハーは同社の法律顧問として在籍していたが〔公式サイト内の人物紹介"Southwest Airlines Public Relations - Herb D. Kelleher" 〕、1978年以降はCEOに就任した。ケレハーには「仕事は楽しくなければ」というポリシーがあり〔『社員第一、顧客第二主義 サウスウエスト航空の奇跡』p134〕、後述するように社員のやる気を引き出すために手を尽くした。機内での案内を歌にあわせて行うなどのような同社独特の社風は、ケレハーの「空の旅は思い切り面白くなくては!」という信条に基づくもので〔『社員第一、顧客第二主義 サウスウエスト航空の奇跡』p29〕、ケレハーがCEOとして在職中に従業員と共に作り上げていったものである。また、同社のポリシーに合わない旅客に対しては躊躇なく他社の利用を勧めるのも、ケレハーの「顧客は常に正しいとは限らない」という信条によるものである〔『破天荒!サウスウエスト航空 驚愕の経営』p326〕。
2001年6月にCEOを辞任、その後も社にとどまったが、2008年5月21日に辞職、後任としてゲリー・C・ケリーが指名された〔Southwest Airlines Names New Chairman of the Board 〕。その後は名誉会長となっている〔。
2010年7月に、2011年のダラス連邦準備銀行取締役会の会長に任命された。ケレハーはこれ以前にも取締役会の副会長を務めたことがある〔http://dallasfed.org/news/releases/2009/nr090121.cfm〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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