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ネワール族 : ウィキペディア日本語版
ネワール族[ねわーるぞく]
ネワール族は主にネパールカトマンズ盆地一帯に居住する民族。ネパールでは人口で5.48%(2001年)。6番目の民族である。主要言語はチベット・ビルマ語派ネワール語ネパール・バサ語)。
==歴史==

ネワール族はその長い歴史から高度な都市文明を形成している。カトマンズ盆地での居住は約3世紀から4世紀だと言われている。
有名な神話の中では、カトマンズ盆地はかつて大きな湖であり、文殊菩薩が聖なる剣で周囲の山地を切り開き湖の水を外に流し、ネワール族が居住出来るようになったという。近年この地で湖床跡が発見され、また盆地自体が非常に肥沃なことなどからも地学的にもこの神話がある程度の事実を示しているとも考えられている。
ネワール族の記録は4世紀リッチャヴィ朝(インド・アーリア系)から始まる。9世紀デーヴァ朝を経て、12世紀から18世紀にかけてネワール族のマッラ朝が成立するとカトマンズ盆地にネワール文化が開花する。ネワールの文字であるネパール・バッサ文字は少なくとも1200年以上前からあったと考えられ、901年の「ニダン(Nidan)」書や1173年のサンク(Sankhu)村のバジラヨギニ寺院(Bajrayogini Temple)の石板などからも見られる。
1768年、隣国のゴルカ朝(シャハ朝)のプリトビ・ナラヤン・シャハ(Prithivi Narayana Shah)がこの地を占拠したことにより、ネワール族のこの地の支配が終わるが、その後も商人や官吏として宮廷内などで影響力を維持した。
ネワール族は高度な文字文化を維持し、農業、商業、教育、行政から医療、法曹、宗教、建築、美術、文学の幅広い分野で多く活躍している。ネワール建築についてはアジアの仏塔建築に大きな影響を与えている。ネワール族の木彫技術や金属工芸も世界的に有名である。カトマンズ、パタンバクタプルの美しい寺院や王宮の建築は主にネワール族の建築家、芸術家によるものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ネワール族」の詳細全文を読む



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