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ソープ再処理工場 : ウィキペディア日本語版
ソープ再処理工場[そーぷさいしょりこうじょう]
ソープ再処理工場 (THORP, Thermal Oxide Reprocessing Plant, 熱酸化再処理工場) は、イギリスカンブリア州セラフィールドにある核燃料再処理工場である。THORPは原子力廃止措置機関が所有しており、セラフィールド社(サイトライセンスを受けた会社)によって運営されている。原子炉からの使用済核燃料は96%のウランと1%のプルトニウムに再処理されて分離され、MOX燃料として再利用される。3パーセントは放射性廃棄物として工場で保管される。ウランは顧客のために新しい燃料として利用できるように加工される。
==歴史==
THORPの建設は1970年代に開始し、1994年に完成した。工場は1997年8月に稼動を開始した。
1977年と1978年にかけて英国核燃料会社による申請に基づき英国と海外の両方の原子炉用にMOX燃料を放射線照射により再処理して作る新しい工場〔セラフィールドには既にB204や:en:B205の再処理工場があった。〕を建設するための計画概要に対し許可を与えるかについて審問が行われた。審問は次の3つの質問に答えることであった。
#まずイギリスの原子炉からの酸化物燃料は国内のウィンズケール (当時の名称。現在はセラフィールドと改称) または別の場所で再処理されるべきか?
#もしイエスの場合、そのような再処理はウィンズケールで引き続き実施すべきか?
#それもイエスの場合は、再処理工場はイギリスの酸化物燃料を処理するために必要と予想される規模の約2倍とし、余分の能力を外国からの燃料を再処理するために使用すべきか?
審問の結果、1978年に新しい熱酸化物再処理工場に対し許可が与えられた。しかし1990年代まで工場は完成しなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ソープ再処理工場」の詳細全文を読む



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