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破傷風(はしょうふう、Tetanus)は、破傷風菌を病原体とする人獣共通感染症の一つ。 == 概説 == 日本では感染症法施行規則で5類感染症全数把握疾患に定められており、診断した医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る。年間100件を超える届出がある〔年齢別破傷風患者報告数、1999~2008(平成11~20)年 - (国立感染症研究所 感染症情報センター)〕。 世界的には、先進諸国での発症症例数の報告は少ない。これは、三種混合ワクチン等の普及による所が大きい。発展途上国では正確な統計ではないが、数十万〜100万程度の死亡数が推定されており、その大多数が乳幼児である。特に、新生児の臍の緒の不衛生な切断による新生児破傷風が大多数を占める。 また動物においては家畜伝染病予防法上の届出伝染病であり、対象動物は牛、水牛、シカ、馬である(家畜伝染病予防法施行規則2条)。哺乳類に対する感度が強いが、鳥類は強い抵抗性を持つ。年間、牛で約90件、馬で数件の届出がある〔監視伝染病発生状況の累年比較(昭和12年~平成25年) - (農林水産省 消費・安全局動物衛生課)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「破傷風」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tetanus 」があります。 スポンサード リンク
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