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がん診療拠点病院 : ウィキペディア日本語版
がん診療連携拠点病院[がんしんりょうれんけいきょてんびょういん]
がん診療連携拠点病院(がんしんりょうれんけいきょてんびょういん)とは、質の高いがん医療の全国的な均てん化を図ることを目的に整備された病院のことである。
==分類==
がん診療連携拠点病院は、既存の病院の中から都道府県知事が推薦し、厚生労働省が認可する形で指定され、その指定要件別に以下の4種類に分けられる。
;1. 独立行政法人国立がん研究センター中央病院及び東病院
:特に、他のがん診療連携拠点病院への支援、並びに専門的医師等の育成等の役割を担うこととされている。
;2. 地域がん診療連携拠点病院:診療体制、研修体制、情報提供体制の3項目について指定要件が盛り込まれている。各都道府県において、2次医療圏に1カ所程度を目安に整備するとされている。
;3. 特定機能病院としてのがん診療連携拠点病院
:2の指定要件に加えて、腫瘍センター等の設置や他のがん診療連携拠点病院への医師の派遣に関する要件が追加されている。
;4. 都道府県がん診療連携拠点病院
:2の指定要件に加えて、がんを専門とする医療従事者への研修の実施や都道府県がん診療連携協議会の設置などに関する要件が追加されている。各都道府県に概ね1箇所整備するとされている。
しかし、認定された施設が専門医や医療体制が充分に担保されている施設であるか否かというと、認定には政治的判断が用いられているため疑問な点もある。
例えば島根県には5施設が認可を受けており、放射線治療の専門医である日本放射線腫瘍学会の認定医は島根県には現在7人であるが、施設間の偏りがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「がん診療連携拠点病院」の詳細全文を読む



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