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NIH症候群
NIH症候群(英: Not Invented Here syndrome)とは、ある組織や国が別の組織や国(あるいは文化圏)が発祥であることを理由にそのアイデアや製品を採用しない、あるいは採用したがらないこと。また、その結果として既存のものとほぼ同一のものを自前で再開発すること。独自技術症候群と訳されることもある。 "Not Invented Here"(ここで発明したものではない)という用語は、既存の製品や研究や知識を発祥が異なることを理由に利用・購入しない社会や企業や業界の風土・文化を指す用語である。一般に軽蔑的な意味をこめて使う。 == コンピュータ業界 == イギリス製ホビーパソコンが日本ではほとんど売れず、逆に日本製ホビーパソコンがイギリスでほとんど売れなかったという事実がある。例えば、ZX Spectrum はイギリスで大成功を収めたが、日本ではほとんど売れなかった。逆にMSXは日本だけでなくオランダなどでも製造されていたが、イギリスとアメリカではほとんど売れなかった。これはエンドユーザーが敬遠したというわけではなく、販路開拓やマーケティングの問題が大きいが、一種のNIH症候群と言える。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NIH症候群」の詳細全文を読む
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