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1779年の無敵艦隊[1779ねんのむてきかんたい]
1779年の無敵艦隊 (1779ねんのむてきかんたい、)は、アメリカ独立戦争における仏米同盟の一環として、フランスと新たに参戦したスペインが合同艦隊を形成してイギリス侵攻を狙ったものである。大陸海軍も陽動作戦で参加した。フランス・スペイン連合軍の当初の作戦はワイト島を占領し、続いてイギリス本土のポーツマス海軍基地を落とせば、戦後まで保持しておく考えだった。イギリス海峡では結局戦闘に至らず、連合軍の侵略は実現しなかった。イギリスに与えた脅威によって1588年の無敵艦隊に擬えることもある。 == 背景 ==
1778年、イギリス海軍はウェサン島の海戦でフランス艦隊に対して勝利を掴むことができなかったので、フランス海軍指導部は、さらに艦隊が大きければ勝つことができると考えるようになった。1778年2月にアメリカと仏米同盟条約を結んでいたフランスは、1779年4月12日、スペインと秘密の条約(アランヘスの条約)を結び、イギリスとの戦いに引き込んだ。スペインはアメリカ大陸における植民地に与える影響を恐れて、イギリスに対して反旗を翻したアメリカを公然と支援してはいなかったが、イギリスの支配地に対する直接の作戦ならば参加する意思があった。スペインはイギリスに取られた様々な領土を取り返そうとしていた。特にジブラルタル要塞が焦点であり、地中海への入り口であるそこを保持しておれば、一帯の覇権を確保できるはずだった。1779年6月3日、ブレスト港のフランス艦隊が突然出港して南に向かい、6月16日にはスペインがイギリスに対して宣戦布告した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1779年の無敵艦隊」の詳細全文を読む
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