翻訳と辞書
Words near each other
・ 連続出芽
・ 連続函数
・ 連続分裂
・ 連続切片
・ 連続切符
・ 連続加硫
・ 連続動脈造影(撮影)(法)
・ 連続反応
・ 連続培養
・ 連続変異
連続変調
・ 連続変量
・ 連続大量差別はがき事件
・ 連続射殺魔
・ 連続少年切り付け魔事件
・ 連続層林
・ 連続帳票
・ 連続干天日数
・ 連続幼女誘拐殺人事件
・ 連続度数分布


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

連続変調 : ミニ英和和英辞書
連続変調[れんぞくへんちょう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連続 : [れんぞく]
  1. (n,vs) serial 2. consecutive 3. continuity 4. occurring in succession 5. continuing 
: [へん]
  1. (adj-na,n) change 2. incident 3. disturbance 4. strange 5. flat (music) 6. odd 7. peculiar 8. suspicious-looking 9. queer 10. eccentric 1 1. funny 1
変調 : [へんちょう]
  1. (n,vs) (1) change of tone 2. variation (music) 3. irregularity 4. anomaly 5. abnormality 6. (2) modulation (in radio)
調 : [ちょう]
 【名詞】 1. (1) pitch 2. tone 3. (2) time 4. tempo

連続変調 : ウィキペディア日本語版
連続変調[れんぞくへんちょう]
連続変調(れんぞくへんちょう、)とは、声調言語で起きる音韻的な変化で、各単語または形態素の声調が、隣接する単語または形態素の発音にしたがって変化することを指す〔Yip, Moira. Tone. Cambridge: Cambridge University Press, 2002. Print.〕。通常、連続変調は二方向性の声調を一方向に単純化する〔Wang, William S-Y. Phonological Features of Tone. International Journal of American Linguistics , Vol. 33, No. 2 (Apr., 1967), pp. 93-105〕。連続変調は連音の一種である。
単に変調とも言う。
==連続変調を持つ言語==
連続変調は、ほとんどすべての声調言語である程度起きるが、変化のしかたは異なっている〔Gandour, Jackson T. “The perception of tone.” Tone: A Linguistic Survey. Ed. Victoria A. Fromkin. New York: Academic Press Inc, 1978. 41-72.〕。音の高さが意味の違いに関与する声調言語は世界各地、とくにアフリカのニジェール・コンゴ語族や東アジアのシナ・チベット語族に存在する〔。ほかの東・東南アジアの言語であるタイ・カダイ語族ベトナム語パプア諸語にも声調がある。中央アメリカのオト・マンゲ語族や〔北アメリカの一部の言語(カナダのブリティッシュ・コロンビアのアサバスカ諸語など)〔Pike, Eunice V. “Tone Contrasts in Central Carrier (Athapaskan).” International Journal of American Linguistics , Vol. 52, No. 4 (1986): 411-418. Web. 14 April 2013.〕、ヨーロッパ〔にも声調言語はある。
北アメリカとアフリカの声調言語の多くでは「統語的置換」がなされる。すなわち、ある声調が隣接する別の声調によって置き換えられる。通常この同化のプロセスは順行同化になる。例えば西アフリカのバントゥー語群では、アクセントのない音節の高さは直前の音節の高さと等しくなる〔。しかし、東アジアおよび東南アジアの連続変調は「範列的置換」のほうが普通であり、隣接する語または形態素にその声調が存在しているかどうかと無関係に、ある声調から別の声調に変化する〔。
中国で話される多くの言語には連続変調があり、そのうちにはきわめて複雑なものもある〔。閩南語は複雑な体系を持ち、後続する音節が存在するときに各声調が別の声調に変化する。どの声調に変化するかは、音節末子音に依存する。
アモイ方言には5つの声調があるが、入声閉鎖音で終わる音節)では2つのみに減る(上表の4と8)。単語において、最後の1音節以外のすべての声調が変化する。入声以外では、声調1が7に、7が3に、3が2に、2が1に変化する。声調5は方言によって7または3に変化する。・・ に終わる入声は互いに異なる入声に変化する(音声的にいうと、高から低に、低から高に変化する)が、声門閉鎖に終わる(上表では ''h'' と記されている)音節では音節末子音を失なって声調2または3に変化する。
ミャオ語には7つないし8つの声調があり、いくつかの連続変調を示す。実のところ、ミャオ語の7番目の声調と8番目の声調の(きしみ声(-m)と低昇調(-d)の)区別に関する議論は、連続変調に関する問題である。高平調と高降調(ミャオ語のRPA正書法ではそれぞれ -b および -j で示される)の後ろに特定の声調の語が続くと連続変調を引きおこす。連続変調がよく起きるのは、数量詞構造(数詞 + 量詞 + 名詞)においてである。例: ib(一) tus(匹) dev(犬) → ib tug dev (量詞の声調が -s から -g に変わっていることに注意)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「連続変調」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.