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南海の簡易半鋼車 : ミニ英和和英辞書
南海の簡易半鋼車[なんかいのかんいはんこうしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [みなみ]
  1. (n,vs) South 2. proceeding south 
南海 : [なんかい]
 【名詞】 1. southern sea 
簡易 : [かんい]
  1. (adj-na,n) simplicity 2. convenience 3. easiness 4. quasi- 
: [えき]
 【名詞】 1. divination 2. fortune-telling
: [はん]
  1. (n,n-adv,n-suf,n-pref) half 
: [はがね]
 【名詞】 1. steel 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

南海の簡易半鋼車 : ウィキペディア日本語版
南海の簡易半鋼車[なんかいのかんいはんこうしゃ]
南海の簡易半鋼車(なんかいのかんいはんこうしゃ)とは、南海電気鉄道の前身・南海鉄道が1939年から1944年にかけて木造電車を簡素化した工程で鋼製車体化(鋼体化)した電車の総称である。
== 概要 ==
南海では1931年に鋼体化したクハユニ505形(1936年にクハユニ1851形に改番)を皮切りに、木造車体の電車の鋼体化を鋭意進めていた。しかし、その内容はモハ121形などにみられるように一部の電装品を再利用するとはいえ事実上新造といえるもので、改造工事の所要日数がかかり進捗度は芳しくなかった。加えて対象車両数も多く、改造工事期間の短縮が課題となっていた。そうした状況の中で、種車となる木造車の台枠・屋根・天井・窓枠・扉などを再利用して鋼体化を行う工程が採用され工事短縮が図られた。この工程で鋼体化された電車は、簡易な工程で鋼体化された半鋼製車ということから簡易半鋼車と総称されるようになった。
種車となった電車は、1939年当時在籍していた木造車のうち前面が5枚窓丸形(タマゴ形)のものである。1912年に電第参号形(電3形)や1921年に電4形として、あるいはこれらと同時期に制御車として製作された制御器PC-14-A(ゼネラル・エレクトリック製)を装備する車両が大半を占めた。これらはいずれも17m級車体、片側3扉、1段下降窓、という仕様であり、鋼体化後も同様の仕様となった。
鋼体化後の車体は、木造車の小窓を流用したために窓の下が長くなって腰高に見えるようになり、不格好であった。流用された扉は狭く、ラッシュ時などに乗降に支障をきたす禍根を残すこととなった(簡易鋼体化後期には新製の広幅の扉を装備するようになった)。前面は木造時代と異なり、標準的な貫通路付きの3枚窓となった。なお、簡易鋼体化工事はすべて木南車輌製造にて行われた。
簡易鋼体化は戦時中も継続されたが資材入手難のため1944年施工車が最後となり、最終的に簡易半鋼車は総計38両となった。なお、1945年に木造車1両が木南車輌製造戎島工場に送られ簡易鋼体化を施工していたが、7月9日の堺空襲により工場もろとも焼失した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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