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ボロディン反応 : ミニ英和和英辞書
ボロディン反応[はんのう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はん, たん]
  1. (n,vs,n-pref) anti- 2. opposite 3. antithesis 4. antagonism 
反応 : [はんのう]
  1. (n,vs) reaction 2. response 

ボロディン反応 ( リダイレクト:ハンスディーカー反応 ) : ウィキペディア日本語版
ハンスディーカー反応[はんすでぃーかー]
ハンスディーカー反応(ハンスディーカー反応、Hunsdiecker reaction)とは、有機化学における化学反応の一種で、カルボン酸塩 (RCO2Ag) に臭素 (Br2) を作用させ、有機臭素化物 (RBr) を得る反応である。ロシアのアレクサンドル・ボロディン(現在では作曲家として著名だが、本職は化学者であった)にちなみ、ボロディン反応 (Borodin reaction) とも呼ばれる〔Hunsdiecker, C. et al. U.S. Patent # 2,176,181.〕〔Hunsdiecker, H.; Hunsdiecker, C. ''Ber.'' 1942, ''75'', 291.〕〔Borodin, A. ''Ann.'' 1861, ''119'', 121.〕〔総説:Johnson, R. G.; Ingham, R. K. ''Chem. Rev.'' 1956, ''56'', 219.〕〔総説:Wilson, C. V. ''Org. React.'' 1957, ''9'', 341.〕。
銀の代わりとして、酸化水銀(II) (HgO) を用いた例も知られる〔Meek, J. S.; Osuga, D. T. ''Organic Syntheses'', Coll. Vol. 5, p.126 (1973); Vol. 43, p. 9 (1963). リンク(英語)
〔Lampman, G. M.; Aumiller, J. C. ''Organic Syntheses'', Coll. Vol. 6, p.179 (1988); Vol. 51, p.106 (1971). リンク(英語) 〕。
== 反応機構 ==
ハンスディーカー反応は、下図のようなラジカル的な機構で進むと考えられている。
まず、カルボン酸の銀塩 1 が臭素と反応して中間体 2 に変わる。そこから、酸素と臭素の結合がホモリティックに開裂してカルボキシルラジカル 3 と臭素ラジカルが発生する。3 から二酸化炭素が脱離してラジカル (R•) となり、臭素ラジカルと再結合 (4) して生成物の有機臭素化物 5 となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハンスディーカー反応」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hunsdiecker reaction 」があります。




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