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臭素 : ミニ英和和英辞書
臭素[しゅうそ]
(n) bromine (Br)
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臭素 : [しゅうそ]
 (n) bromine (Br)
: [もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
臭素 : ウィキペディア日本語版
臭素[しゅうそ]

臭素(しゅうそ、)は、原子番号 35、原子量 79.9 の元素である。元素記号Brハロゲン元素の一つ。
単体(Br2、二臭素)は常温、常圧で液体〔常温で液体の元素は臭素と水銀だけである。中国語では、常温での状態を示すため、それぞれを漢字で「」、「」と書くが、水部の部品が含められている。〕(赤褐色)である。分子量は 159.8。融点 −7.3 ℃、沸点 58.8 ℃。反応性は塩素より弱い。刺激臭を持ち、猛毒である。海水中にも微量存在する。
== 歴史 ==
アントワーヌ・バラールは、1826年にフランス学士院へ臭素発見に関する論文を提出している。フランスモンペリエにおいて、海水と塩素の反応によって発見された。バラールは後述するシリアツブリガイの当時の名称 murex から、新元素の名称として muride を提案した。しかし、フランス学士院は ''muride'' ではなく、ギリシャ語の悪臭 (bromos) に基づく bromine に決定した。なお、ドイツカール・レーヴィヒは、1825年に鉱泉から新元素を発見していたのだが、論文を提出する前にバラールの論文が発表されてしまった。
20世紀初頭、ドイツでは海水から臭素を得ていた。プールに導き入れた海水を塩素で酸化して、わずかに生じる臭素をアニリンと反応させて得られる2,4,6-トリブロモフェノールフェノールに臭素原子が3つ置換したもの)の沈殿を分解して臭素単体を得ていた。当時の価格は同質量のより高価であったという。アメリカ合衆国においては、ダウ・ケミカル創業者のハーバート・ダウが開発した電気分解法を鹹水鉱床に用いることで、臭素生産が始まった。後に海水にもダウの手法が適用された。
精神的な興奮状態、性欲を鎮める作用があるため、19世紀においては、興奮性の精神病の治療薬、鎮静剤、性欲抑制剤として臭化カリウムなどの臭化物を用いた。ただし、毒性があるため、現在ではほとんど用いない。
後に、イスラエル死海周辺の井戸から産する臭化マグネシウム水溶液から得られるようになった。臭素の価格は中東和平が達成されると下がり、軍事的緊張が続くと高騰するなど不安定であったが、アメリカ合衆国のユニオン郡 (アーカンソー州)の地下水から得られるようになり、現在ではこちらが最大の産出地である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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臭素 : 部分一致検索
臭素 [ しゅうそ ]

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「 臭素 」を含む部分一致用語の検索リンク( 14 件 )
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