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フレドホルム行列式 : ミニ英和和英辞書
フレドホルム行列式[ふれどほるむぎょうれつしき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くだり, ぎょう]
 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse 
行列 : [ぎょうれつ]
  1. (n,vs,n) (1) line 2. procession 3. (2) (gen) (math) matrix 
行列式 : [ぎょうれつしき]
 (n) determinant
: [れつ]
 【名詞】 1. queue 2. line 3. row 
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 

フレドホルム行列式 : ウィキペディア日本語版
フレドホルム行列式[ふれどほるむぎょうれつしき]
数学の分野におけるフレドホルム行列式(フレドホルムぎょうれつしき、)とは、行列行列式の一般化であるような、ある複素数値関数のことを言う。によって、ヒルベルト空間上の恒等作用素ではない有界作用素に対して定義される。数学者エリック・イヴァル・フレドホルムの名にちなむ。
フレドホルム行列式は、数理物理学の分野において多く応用されており、その最も有名な例には、イジング模型のについてのラルス・オンサーガー楊振寧の問題に対する解答として証明された、セゲー・ガーボルの極限公式が挙げられる。
== 定義 ==
''H'' をヒルベルト空間とし、''G'' を ''H'' 上の有界可逆作用素で ''I'' + ''T'' と書き表されるようなもの(ここで ''T'' はとする)とする。''G'' は、
: (I+T)^ - I = - T(I+T)^
が成立するために、である。
トレースクラスノルムを || · ||1 と表すとき、''G'' には ''d''(''X'', ''Y'') = ||''X'' - ''Y''||1 で定義される自然な計量が存在する。
''H'' を、内積 (\cdot,\cdot) を備えるヒルベルト空間としたとき、''k''次の外積冪 \Lambda^k H も、内積
: (v_1 \wedge v_2 \wedge \cdots \wedge v_k, w_1 \wedge w_2 \wedge \cdots \wedge w_k) = \, (v_i,w_j)
によりヒルベルト空間となる。
特に、''H'' の正規直交基底を (''e''''i'') としたとき、
: e_ \wedge e_ \wedge \cdots \wedge e_, \qquad (i_1
\Lambda^k H の正規直交基底となる。
''A'' を ''H'' 上の有界作用素とするなら、''A'' は \Lambda^k H 上の有界作用素 \Lambda^k(A)
: \Lambda^k(A) v_1 \wedge v_2 \wedge \cdots \wedge v_k = Av_1 \wedge Av_2 \wedge \cdots \wedge Av_k
として functorially に定義する。
''A'' がトレースクラスであるなら、
: \|\Lambda^k(A)\|_1 \le \|A\|_1^k/k!.
によって \Lambda^k(''A'') もトレースクラスとなる。このことから、
: \, (I+ A) = \sum_^\infty \Lambda^k(A)
として定義されるフレドホルム行列式には、意味があることが分かる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フレドホルム行列式」の詳細全文を読む




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