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サンチャゴ・デ・コンポステーラ : ミニ英和和英辞書
サンチャゴ・デ・コンポステーラ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

サンチャゴ・デ・コンポステーラ ( リダイレクト:サンティアゴ・デ・コンポステーラ ) : ウィキペディア日本語版
サンティアゴ・デ・コンポステーラ[ちょうおん]

サンティアゴ・デ・コンポステーラ()は、スペインガリシア州ア・コルーニャ県の都市で、ガリシア州の州都である。コマルカ・デ・サンティアーゴに属する。ガリシア統計局によると、2012年の人口は95,671人(2010年:94,824人)〔で、州内ではビーゴア・コルーニャオウレンセルーゴに次ぐ5番目の人口規模の街である。住民呼称はcompostelán/-lá、santiagués/-esa、またpicheleiro/-aなどが使われる。
サンティアゴ・デ・コンポステーラには自治州政府()が置かれ、ガリシア州の政治の中心であると同時に、宗教的には大司教座が置かれている。旧市街は1985年にUNESCO世界遺産に登録されており、また、エルサレムバチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつでもあり、世界遺産に登録されているサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着地でもある。
ガリシア語話者の自治体人口に占める割合は35.92%(2011年)。
==概要==

聖ヤコブの遺骸が祭られているため、古くからローマエルサレムと並んでカトリック教会で最も人気のある巡礼地であり世界中から巡礼者が絶えない。巡礼の街道では巡礼者は、その証明に帆立貝の殻を荷物にぶら下げる。途中、教会などが宿泊を提供してくれる。最後のコースは、地面に古切れなどを敷きながら膝だけで歩いていく熱心な信者も多い。
聖ヤコブはガリラヤ湖の漁師で、弟のヨハネと共にイエス・キリストに従った。ヒスパニアにおいて布教活動を行い、エルサレムに帰還後、ヘロデ・アグリッパ1世によって断首され十二使徒のうち最後の殉教者となった。その遺体を弟子二人が石の船に乗せ海を果てしなくさまよった末に本市付近に辿り着き、埋葬したのが紀元1世紀半のことであった。これが聖地の起源であるといわれている。そうしてこの墓が再発見されたのは、伝説では、9世紀に星に導かれた羊飼いがこの地で聖ヤコブの墓を発見し、遺骨を祭った聖堂が建てられ、そこに教会が作られた。これがサンティアゴ・デ・コンポステーラの町の起源とされ、町の名はラテン語の「Campus stellae」(星の野)あるいは「Compositum」(墓場)にちなんで名付けられたといわれるが、これらは民間語源の域を出ないものである。ガリシアは非常に地名が多いため、地名研究がガリシア語学の重要な研究分野になっており、それによると、Compostelaの語源は、ラテン語のCOMPOSĬTAに示小辞ĔLLAが付いたものであり、意味は「良い場所」で、つまり、「サンティアゴにとって良い場所、ふさわしい場所」ということである。〔Ramón Mariño Paz 著『Historia de la lengua gallega』(2008年)、LINCOM Studies in Romans Linguistics 58、LINCOM GmbH、Muenchen、p.23〕
旧市街は世界遺産に登録されており、7月25日はサンティアゴ(聖ヤコブ)の日で、(この重なりは6年、5年、6年、11年という周期で起こる。カトリック教会ではこれらの年を「聖年」、「聖ヤコブの年」と定めている)。旧市街を中心に祭りが盛大に行われる。またこの日はでもある。
巡礼が盛んだった中世、信者を強く惹きつけたのは聖遺物と呼ばれるイエスや聖人にまつわる遺品であった。聖遺物には奇跡を起こす力があると信じられた。聖ヤコブを祝うミサ。重さ90キログラムの香炉が人々を清める。巡礼者は辿ってきた長い道のりを振り返り、聖地に導いてくれた神に感謝する。
またサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学はスペイン有数の大学のひとつであり、ガリシア地方で最も伝統ある大学である。キャンパスはサンティアゴ旧市街を挟み南と北にあるほか、ルーゴにもある。学生数はおよそ3万人で、これらの学生の多くは市の人口9万人には含まれていない。
サンティアゴは宗教都市であり、観光都市でもあり、また学生の街で、州行政の中心でもあるという異なった顔を持つ街である。
ここへの巡礼をテーマにしつつ神の存在を歴史の時間軸を行き来しながら描いたフランス映画で、「銀河 (La Voie lactée)」(フランス・イタリア合作で、ルイス・ブニュエル監督、1968年)というものがある。「銀河」は、このサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道のことを銀河(天の川)に例えたものである。
サンティアゴを中心に近隣の自治体アメスボケイションブリオンテオバル・ド・ドゥブラベドラとコマルカ(県と市の中間単位、コマルカ・デ・サンティアーゴ)を構成。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Santiago de Compostela 」があります。




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