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カヴァス : ウィキペディア日本語版
カヴァス

カヴァスヘルゲストの赤本ルゼルフの白本; 現代綴り:Cafall〔, 107, 110, 199〕; 発音:; , 異綴り ''Caball''(K写本〔, p.217 第23行の異読み脚注。この部分の編集に使われた写本は、略号CDGHKLQらの写本。〕))は、アーサー王の名。元来は、馬のことだったとも考察される。
カヴァスは、マビノギオンの一話『キルッフとオルウェン 』に登場するアーサー王の犬の名で、巨大な (ラテン名トロイント; Troynt, Troit)や他の猪の狩猟犬として活躍した。

このカヴァスは、アーサー一番のお気に入りの犬で、シカ狩りのときには、他の全部の犬より後回しに、最後に解き放つのが習わしであった(『』)〔,p.87〕。 '', 異綴り ''Caball''(K写本〔, p.217 第23行の異読み脚注。この部分の編集に使われた写本は、略号CDGHKLQらの写本。〕))は、アーサー王の名。元来は、馬のことだったとも考察される。
カヴァスは、マビノギオンの一話『キルッフとオルウェン 』に登場するアーサー王の犬の名で、巨大な (ラテン名トロイント; Troynt, Troit)や他の猪の狩猟犬として活躍した。

このカヴァスは、アーサー一番のお気に入りの犬で、シカ狩りのときには、他の全部の犬より後回しに、最後に解き放つのが習わしであった(『』)〔,p.87〕。 '' (ラテン名トロイント; Troynt, Troit)や他の猪の狩猟犬として活躍した。

このカヴァスは、アーサー一番のお気に入りの犬で、シカ狩りのときには、他の全部の犬より後回しに、最後に解き放つのが習わしであった(『』)〔,p.87〕。
==ブリトン人の歴史==

ブリトン人の歴史(原文ラテン語。9世紀?)に記される、ずいぶんと古代から伝説によれば、「兵士アルスル」(≒アーサー王)の飼犬「カバル」(≒カヴァス)は、トロイント/トロイト(≒トゥルッフ・トゥルウィス)という猪を追っていて、ある石の表面に足跡のしるしを残した。これは同史書の「奇異の部」(''De Mirabilibus Britanniae'' または単に''Mirabilia'')にみられるものである。(引用文はブリトン人の歴史#アーサーの犬カバル参照)。
この足跡石は、石積山(ケアン)の上にのっかっているのだが、誰かがやってきて足跡石を動かしてもあくる日には元通りの場所に必ず戻されている、というのが奇異だという。
このラテン語の記述は、アーサーのことを王ではなく一介の戦士とするなど、古い年代の記述の痕跡をとどめている。シャーロット・ゲスト編訳『マビノギオン』()の注釈は、このラテン文と英訳を掲載するほか、この足跡が残るとされる「カルン・カヴァス」(Carn Cavall)という古跡にも詳しいが、右の挿絵は、彼女が知人に頼んで現地取材しスケッチしてもらった伝・足跡石である〔ゲスト女史の編訳本は、ハーレー 3859 写本からとられたラテン原文のファクシミリも掲載している。〕。'De Mirabilibus Britanniae'' または単に''Mirabilia'')にみられるものである。(引用文はブリトン人の歴史#アーサーの犬カバル参照)。
この足跡石は、石積山(ケアン)の上にのっかっているのだが、誰かがやってきて足跡石を動かしてもあくる日には元通りの場所に必ず戻されている、というのが奇異だという。
このラテン語の記述は、アーサーのことを王ではなく一介の戦士とするなど、古い年代の記述の痕跡をとどめている。シャーロット・ゲスト編訳『マビノギオン』()の注釈は、このラテン文と英訳を掲載するほか、この足跡が残るとされる「カルン・カヴァス」(Carn Cavall)という古跡にも詳しいが、右の挿絵は、彼女が知人に頼んで現地取材しスケッチしてもらった伝・足跡石である〔ゲスト女史の編訳本は、ハーレー 3859 写本からとられたラテン原文のファクシミリも掲載している。〕。' または単に''Mirabilia'')にみられるものである。(引用文はブリトン人の歴史#アーサーの犬カバル参照)。
この足跡石は、石積山(ケアン)の上にのっかっているのだが、誰かがやってきて足跡石を動かしてもあくる日には元通りの場所に必ず戻されている、というのが奇異だという。
このラテン語の記述は、アーサーのことを王ではなく一介の戦士とするなど、古い年代の記述の痕跡をとどめている。シャーロット・ゲスト編訳『マビノギオン』()の注釈は、このラテン文と英訳を掲載するほか、この足跡が残るとされる「カルン・カヴァス」(Carn Cavall)という古跡にも詳しいが、右の挿絵は、彼女が知人に頼んで現地取材しスケッチしてもらった伝・足跡石である〔ゲスト女史の編訳本は、ハーレー 3859 写本からとられたラテン原文のファクシミリも掲載している。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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