翻訳と辞書
Words near each other
・ C49
・ C4D
・ C4FM
・ C4H10
・ C4H10O3
・ C4H2O3
・ C4H6N2
・ C4H6O2
・ C4H6O3
・ C4H6O4Ba
・ C4H6O6
・ C4H8
・ C4H8O
・ C4H8O2
・ C4I
・ C4O4
・ C5
・ C50
・ C5001T
・ C51


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

C4H6O6 ( リダイレクト:酒石酸 ) : ウィキペディア日本語版
酒石酸[しゅせきさん]

酒石酸(しゅせきさん Tartaric acid)は酸味のある果実、特に葡萄、ワインに多く含まれる有機化合物で、示性式が (CH(OH)COOH)2 と表されるヒドロキシ酸である。IUPAC命名法では 2,3-ジヒドロキシブタン二酸(2,3-dihydroxy butanedioic acid)となる。ワインの樽にたまる沈殿(酒石、tartar)から、カリウム塩(酒石酸水素カリウム)として発見されたためこの名がある。常温常圧で無色の固体。極性溶媒によく溶ける。水への溶解は、L体D体メソ体はよく溶けるが、ラセミ体は比較的溶けにくい。分子量は 150.09。英語のTartaric acidからタルタル酸とも呼ばれる。
== 不斉炭素 ==

酒石酸は2つの不斉炭素を持つため、L-(+)-酒石酸(2''R'',3''R'')、D-(−)-酒石酸(2''S'',3''S'')、メソ酒石酸(2''R'',3''S'')の3種類の異性体が存在する。フランスのルイ・パスツールラセミ体(DL体)の酒石酸塩(酒石酸ナトリウムアンモニウム)を、その結晶の形をもとに光学分割することに成功し、光学異性体の概念を史上初めて示したことで知られる。天然に比較的多く存在するのはL体である。メソ酒石酸は天然には存在せず、キラリティを持たない。また、ラセミ体はブドウ酸と呼ばれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「酒石酸」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tartaric acid 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.