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麹塵袍 : ミニ英和和英辞書
麹塵袍[きくじんのほう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こうじ]
 【名詞】 1. malt 2. leaven 3. yeast 4. mould used to make sake 5. mold used to make sake 
: [ちり]
 【名詞】 1. dust 2. dirt 

麹塵袍 : ウィキペディア日本語版
麹塵袍[きくじんのほう]

麴塵袍(きくじんのほう)は、天皇が臨時祭の庭座、賭弓、弓場始など小儀の際に着用する束帯装束の、麹塵色ののことである。青色袍(あおいろのほう)、青白橡袍(あおしらつるばみのほう)等とも言う。
麹塵」はコウジカビの菌糸の色と言われ、古くは『周礼』の王后の六服の一つ「鞠衣」の古注に、これは「黄桑服で、色は鞠塵(麹塵)のようであり、桑の葉の生えはじめを象っている」とあり、中国においては黄色系の色であったと言われる〔小嶋汀「和様の成立: 特に青色について」関東学院女子短期大学『短大論叢』28巻、1966年。『釈名』では、鞠衣は菊花の色のような黄色とする。また『白氏文集』に麹塵の用例が多く、特に春の柳の花の色とされる。〕。日本では平安時代9世紀末から用例が見られるが、遅くとも10世紀半ばの『西宮記』の頃には、「青白橡」(あおしろつるばみ)と同色とみなされ、青(緑)系の色であった。麹塵の色を単に「青色」とも言い、後にはヤマバトの色と近いことから、「山鳩色」とも呼ばれた。
== 着用例 ==
平安時代前期以降、天皇皇太子上皇・臣下の着用例が見られた。特に正月内宴・野行幸では天皇が赤白橡、臣下が青白橡を着用する例が見られ、男踏歌の袍に着用されるなど、晴の儀式において位階にかかわりなく着用したものと思われる。平安時代後期に入るとこれらの儀式も衰退し、臣下がそろって着用するということも無くなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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