翻訳と辞書
Words near each other
・ 鶴見神社 (横浜市)
・ 鶴見第一女学校
・ 鶴見精機
・ 鶴見総合高校
・ 鶴見総合高等学校
・ 鶴見緑地
・ 鶴見緑地北車庫
・ 鶴見緑地球技場
・ 鶴見緑地線
・ 鶴見緑地駅
鶴見線
・ 鶴見線営業所
・ 鶴見線物語
・ 鶴見聡貴
・ 鶴見臨港鉄道
・ 鶴見臨港鉄道300形蒸気機関車
・ 鶴見臨港鉄道303号蒸気機関車
・ 鶴見臨港鉄道304号蒸気機関車
・ 鶴見臨港鉄道500形蒸気機関車
・ 鶴見臨港鉄道700形蒸気機関車


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

鶴見線 : ミニ英和和英辞書
鶴見線[つるみせん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [つる]
 【名詞】 1. crane (bird) (Gruidae family) 

鶴見線 : ウィキペディア日本語版
鶴見線[つるみせん]

鶴見線(つるみせん)は、以下の路線から構成される東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。
* 神奈川県横浜市鶴見区鶴見駅から神奈川県川崎市川崎区扇町駅までの本線『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線 13頁
* 神奈川県横浜市鶴見区の浅野駅から分岐して海芝浦駅までの支線〔
* 神奈川県川崎市川崎区の武蔵白石駅(運転上は安善駅、詳細は後述)から分岐して大川駅までの支線〔
== 概要 ==
東京地区の電車特定区間E電)の路線の一つであり、鶴見から横浜・川崎市内の京浜工業地帯へ向かう短い路線である。後述の路線データに示す3つの路線から構成されている。沿線は工場が多く、旅客列車はそれらの工場への通勤客が主に利用する。また旅客列車のほか、貨物列車が日本貨物鉄道(JR貨物)によって運転されている。
ラインカラー黄色()で、車体色や旅客案内に使用されている。
全線全駅が旅客営業規則における大都市近郊区間の「東京近郊区間」、および特定都区市内制度の「横浜市内」()の駅に、またIC乗車カードSuica」の首都圏エリアに含まれている。
=== 路線データ ===
* 路線距離(営業キロ):
 * 東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者
  * 鶴見駅 - 扇町駅間 7.0km〔
  * 浅野駅 - 海芝浦駅間(海芝浦支線) 1.7km〔
  * 武蔵白石駅 - 大川駅間(大川支線) 1.0km〔
   * 大川支線の正式な起点は武蔵白石駅だが、武蔵白石駅には大川支線のホームはなく、乗り換えは安善駅
 * 日本貨物鉄道第二種鉄道事業者):
  * 浅野駅 - 扇町駅間 (4.0km)
  * 浅野駅 - 新芝浦駅間 (0.9km)
  * 武蔵白石駅 - 大川駅間 (1.0km)
* 軌間:1067mm
* 駅数:13(起終点駅を含む)
 * 鶴見線所属駅に限定した場合、東海道本線所属の鶴見駅と、東海道本線支線所属の浜川崎駅〔『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年 ISBN 978-4533029806〕が除外され、11駅となる。
* 複線区間:鶴見駅 - 浜川崎駅間、浅野駅 - 新芝浦駅間
 * このほか、浜川崎駅 - 扇町駅間は鶴見線の電車線と貨物線が並行する双単線(単線並列)区間である。
* 電化区間:全線(直流1500V)
* 閉塞方式:(複線)自動閉塞式
* 保安装置:ATS-PN
* 最高速度:85km/h
* 運転指令所:鶴見営業所(鶴見駅 - 安善駅間、浅野駅 - 海芝浦駅間:CTC
 * 安善駅 - 扇町駅間の運転取扱は安善駅、浜川崎駅、扇町駅が行い、武蔵白石駅の信号設備は安善駅から制御される。
全線がJR東日本横浜支社の管轄である。
== 沿線概況 ==
鶴見線の線路および沿線の概況について記す〔線形、平行・交差する鉄道・道路、周辺の地形・建造物についての出典:Google マップ 地図および航空写真(2011年)〕。
=== 本線 ===
鶴見駅の鶴見線ホームは京浜東北線が発着する地平ではなく、西口側の高架上にある〔『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線 14頁〕。鶴見駅を出ると高架上を進む〔。鶴見大学曹洞宗大本山総持寺入口付近では、線路中央に旧本山駅のホーム遺構がある〔。左にカーブし横須賀線・京浜東北線・東海道線東海道貨物線京急本線を跨ぎ、国道15号第一京浜)を跨いだところで国道駅に到着する〔。同駅の高架下は戦前の駅開業当時の雰囲気がそのまま残っている〔『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線 15頁〕ため、映画・テレビドラマのロケに数多く使用されている。国道駅を出るとすぐに鶴見川を渡り、右カーブで高架から地上に降りたところで鶴見小野駅に至る〔。同駅近隣には市立横浜サイエンスフロンティア高校がある。鶴見小野駅を出て、首都高速神奈川1号横羽線産業道路の高架下をくぐると、住宅街から工場群の中へ移る。左にカーブすると弁天橋駅に至る。構内北側の鶴見小野駅方には、鶴見線乗務員が所属し、運用車両が常駐する鶴見線営業所(旧弁天橋電車区)が所在する。弁天橋駅南側は旭硝子京浜工場〔・ジャパン マリンユナイテッド横浜事業所鶴見工場などがある。
弁天橋駅を出ると、右側にかつての鶴見川口への支線・旭硝子への入換線の広大な跡地の横を過ぎ、浅野駅に至る〔〔。同駅は本線と海芝浦支線との分岐駅であり、扇町・大川方面の電車は1・2番線の島式ホームに、海芝浦方面の電車は浅野駅の手前の弁天橋駅方の渡り線を渡って3・4番線の相対式ホームに発着する。JFEエンジニアリング鶴見事業所の最寄り駅でもある。
浅野駅を出て旭運河を渡ると、間もなく安善駅に至る〔。この浅野駅 - 安善駅間はJRで最も駅間の短い区間 (0.5km) の一つである。駅構内は貨物の取扱があるため入換線が広がっている。2004年(平成16年)3月までは同駅近くに県立寛政高校があったが、県立平安高校と統合された。2008年4月には神奈川県立東部総合職業技術校が開校している。安善駅を出ると横浜市鶴見区と川崎市川崎区の境になっている境運河の鉄橋を越え、すぐに武蔵白石駅に至る〔。安善駅 - 武蔵白石駅間も浅野駅 - 安善駅間に次ぎ短い区間 (0.6km) である。武蔵白石駅は大川支線との分岐駅であるが、1996年(平成8年)に大川支線用ホームが廃止・撤去され大川駅発着電車は同駅を通過することとなったため、本線と大川支線の事実上の分岐駅は安善駅となっている(後述)〔『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線 17頁〕。武蔵白石駅北側には富士電機の川崎工場、駅南側に日本鋳造の本社工場があり、駅前には民家が数軒ある。武蔵白石駅を出て、右手のJFEスチール渡田地区の工場に沿いながら右に緩やかにカーブしていくと、上を川崎貨物駅へ向かう貨物線(廃線)が越してゆき、間もなく浜川崎駅に至る。浜川崎駅は南武線浜川崎支線(南武支線)との接続駅であるが、南武線の駅舎は改札を出て道路を挟んだ反対側にある〔。当駅はJFEスチール渡田地区の正門側にあるため、跨線橋の一般出入口の反対側にはJFEスチールの社員専用出入口がある。
浜川崎駅を出ると旅客線は単線となり、その左側の貨物線には南武線・東海道貨物線方面からの線路が合流して浜川崎貨物駅が広がる。同貨物駅構内が終わると、鶴見線は見かけ上は複線のようになるが、実際は貨物線と旅客線が単線で並行している形である。右手のJFEスチールの工場に沿って緩やかに右カーブを取り、南渡田運河を渡ると昭和駅に至る〔。同駅は昭和電工川崎事業所の正門脇にあり、ここから駅名が取られた。昭和駅を出ると緩やかに右カーブを進み、貨物ヤードが広がると、終点の扇町駅に至る。旅客駅の先には貨物ヤードが広がり〔、三井埠頭や昭和電工の工場からの車扱の貨物列車が仕立てられている。

File:旭運河.jpg|旭運河(鶴見線) 浅野駅 - 安善駅間
File:運河の橋.jpg|南渡田運河(鶴見線) 浜川崎駅 - 昭和駅間

=== 海芝浦支線 ===
そのほとんどが、東芝京浜事業所敷地内を走る支線である。浅野駅を出て、事業所の私有道路を横断した後、旭運河沿いをしばらくまっすぐ走ると新芝浦駅に至り複線区間はここまでとなる。駅正面が東芝京浜事業所の正門である。新芝浦駅を出ると、単線となり旭運河沿いを南下、京浜運河の手前で大きく右にカーブし、間もなく終点の海芝浦駅に至る。隣駅の新芝浦駅と共に東芝の敷地内であるが、海芝浦駅のみは社屋に直接面しているため、東芝関係者以外は改札を出ることはできない。ホームは京浜運河に面しており、対岸には東京ガス扇島LNG基地、首都高速湾岸線鶴見つばさ橋などがある。1995年5月、東芝の計らいにより線路の延長上に「海芝公園」が作られ一般に開放されている。
=== 大川支線 ===
大川駅行きの電車は安善駅を出ると、安善駅と武蔵白石駅の間にある渡り線を経て、本線上り線を逆走して武蔵白石駅直前で大川支線に入線する。武蔵白石駅ホームの右側を大きく右にカーブしながら通過し、右手の日本鋳造本社工場を通過し直進。白石運河を越えると、まもなく終点大川駅に至る。駅正面は三菱化工機の本社、周辺は日清製粉鶴見工場、昭和電工川崎事業所、大川工業団地などの工場が取り囲み、民家や商店は存在しない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鶴見線」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.