翻訳と辞書
Words near each other
・ 雷 (吹雪型駆逐艦)
・ 雷 (姓)
・ 雷 (曖昧さ回避)
・ 雷 (相撲)
・ 雷 (雷型駆逐艦)
・ 雷 (駆逐艦)
・ 雷おこし
・ 雷に打たれた文具店
・ 雷に打たれ文房具
・ 雷の戦士ライディ
雷の手形
・ 雷の都
・ 雷イチゴ
・ 雷コウ
・ 雷サージ
・ 雷ジャクソン
・ 雷ストレンジャーズ
・ 雷ノ峰
・ 雷ノ峰伊助
・ 雷レーダー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

雷の手形 : ミニ英和和英辞書
雷の手形[かみなりのてがた]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かみなり]
 【名詞】 1. thunder 
: [て]
 【名詞】 1. hand 
手形 : [てがた]
 【名詞】 1. (1) draft 2. draught 3. promissory note 4. (2) signed hand-print (sumo) 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type

雷の手形 : ウィキペディア日本語版
雷の手形[かみなりのてがた]

雷の手形(かみなりのてがた)または手形傘(てがたがさ)は、山梨県に伝わる伝説。甲府時宗寺院である一蓮寺(現在は甲府市太田町)に伝わる伝説で、江戸時代甲府勤番士の日記である『裏見寒話』に記されている。
== 概要 ==
昔、一蓮寺で葬式が行われていたところ、突然にして空に暗雲がたちこめ、凄まじい雷鳴が轟くと共に暴風雨となり、参列者たちは大いに恐れおののいた。
和尚の朝比奈は寺の塔の上で読経していたが、その塔の上に雷が落ち、雲の中から毛だらけの大きな手が出て来て和尚をつかもうとした。剛力の和尚は手を伸ばして怪物の腕をつかみ返し、しばらくの力比べの後、怪物は雲の中から引きずり下ろされた。怪物は逃げようとしたものの、和尚に組み伏せられて逃げることができない。
そうこうしている内に風がやみ、黒雲も消えた。怪物は「雲が消えては天へ帰れない」と命乞いをしたところ、和尚は「寺や檀家を嵐や雷で襲ったりしないと誓うなら、許しても良い」と言った。怪物が承知したところ、和尚は証文を書くようにと硯箱を出した。怪物は「私は怪物なので字を知らない。証文だけは勘弁してほしい」と頼んだ。和尚は「ならばこの墨を掌につけて、日傘に手形を押せ」と命じたので、怪物は言われる通り、傘に手形を押した。
以来、和尚は葬式のときにはその手形の押された日傘を差すようになり、怪物が雷を落とすことは二度となかった。国中がこの和尚の剛力を尊敬したという。現在でもこの傘は寺に残されており、7月の虫干しに参詣すれば見ることができるという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「雷の手形」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.