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金色夜叉 : ミニ英和和英辞書
金色夜叉[こんじきやしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きん]
  1. (n,n-suf) (1) gold 2. (2) gold general (shogi) (abbr) 
金色 : [こんじき, きんいろ]
 【名詞】 1. golden (colour, color) 
: [しきさい, いろ]
 【名詞】 1. (1) colour 2. color 3. (2) sensuality 4. lust 
: [よる]
  1. (n-adv,n-t) evening 2. night 
夜叉 : [やしゃ]
 (n) female demon
: [また]
 【名詞】 1. fork (of a road) 2. crotch (of a tree)

金色夜叉 : ウィキペディア日本語版
金色夜叉[こんじきやしゃ]

金色夜叉(こんじきやしゃ)は、尾崎紅葉が書いた明治時代の代表的な小説読売新聞1897年明治30年)1月1日 - 1902年明治35年)5月11日まで連載された。前編、中編、後編、続金色夜叉、続続金色夜叉、新続金色夜叉の6編からなっている。執筆中に作者が死亡したため未完成である。紅葉門下の小栗風葉が1909年(明治42年)に「終編金色夜叉」を書き継いだ〔 小栗風葉、「終編 金色夜叉」の全文、1909年(明治42年)4月20日初版、1920年(大正9年)6月15日縮刷25版発行、新潮社〕。昭和に入って、度々、映画、ドラマ化されるようになった。
この作品の種本は、バーサ・M・クレー(Bertha M.Clay)、本名:en:Charlotte Mary Brame(1836-1884) の『Weaker than a Woman〔WEAKER THAN A WOMAN Hardcover – January 1, 1904〕(女より弱きもの)』であることが分かっている(後述)。
== あらすじ ==
高等中学校の学生の間貫一(はざま かんいち)の許婚であるお宮(鴫沢宮、しぎさわ みや)は、結婚を間近にして、富豪の富山唯継のところへ嫁ぐ。それに激怒した貫一は、熱海で宮を問い詰めるが、宮は本心を明かさない。貫一は宮を蹴り飛ばし、復讐のために、高利貸しになる。一方、お宮も幸せに暮らせずにいた。
お宮を貫一が蹴り飛ばす、熱海での場面(前編 第8章)〔原作では、お宮を足蹴にしたとき貫一が何を履いていたのかは特に書かれていない。が、同日の昼間には靴を履いている。なお、原作初版の挿絵では革靴が、熱海にある貫一・お宮の像(館野弘青 作)では下駄が描かれている。〕は有名である。寛一のセリフとして「来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる」が広く知られているが、これは舞台・映画でのもっとも簡略化したセリフに基づいたものであり、原著では次のように記述されている。
「吁(ああ)、宮(みい)さんかうして二人が一処に居るのも今夜ぎりだ。お前が僕の介抱をしてくれるのも今夜ぎり、僕がお前に物を言ふのも今夜ぎりだよ。一月の十七日、宮さん、善く覚えてお置き。来年の今月今夜は、貫一は何処(どこ)でこの月を見るのだか! 再来年(さらいねん)の今月今夜……十年後(のち)の今月今夜……一生を通して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも僕は忘れんよ! 可いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、月が……月が……月が……曇つたらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のやうに泣いてゐると思つてくれ」〔『金色夜叉』:新字旧仮名  前編、第8章(青空文庫)〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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