翻訳と辞書
Words near each other
・ 金矢倉
・ 金知原
・ 金知憲
・ 金石
・ 金石 (金沢市)
・ 金石併用時代
・ 金石勝智
・ 金石原駅
・ 金石器時代
・ 金石城
金石学
・ 金石年弘
・ 金石文
・ 金石昭人
・ 金石水管橋
・ 金石清禅
・ 金石灘駅
・ 金石町
・ 金石範
・ 金石街道


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

金石学 : ミニ英和和英辞書
金石学[きんせきがく]
(n) epigraphy
===========================
: [きん]
  1. (n,n-suf) (1) gold 2. (2) gold general (shogi) (abbr) 
金石 : [きんせき, かないわ]
 【名詞】 1. (1) minerals and rocks 2. metal and stone utensils 3. (2) epigraph 
金石学 : [きんせきがく]
 (n) epigraphy
: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
金石学 : ウィキペディア日本語版
金石学[きんせきがく]

金石学(きんせきがく、英語:epigraphy)は、中国においては、古代の金属器・石刻の上に刻まれた銘文画像を研究する学問のことをいう。
その研究対象は、先秦器、始皇帝が中国各地に建てた石刻、代の画像石、以降の時代の墓碑墓誌銘、神道碑・記事碑、石経、銅鏡や古銭などである。
中国における金石学の創始者は、北宋欧陽脩である。彼は、金石や石刻の拓本を蒐集して研究し、『集古録跋尾』10巻を撰した。その後、代の劉敞が、古銅器の研究に、器形・文字・歴史の三学があることを提唱した。また、徽宗皇帝は、『宣和博古図』を作らせ、「器形」の研究に資した。現在使用される古銅器の名称の多くは、この書に由来する。さらに、南宋薛尚功が『歴代鐘鼎彝器款識法帖』20巻を著し、「文字」の解読を推し進めた。
その後、時期には、盛んではなかったが、朝の考証学が発達すると、金石学も再び盛んになった。考証学者の祖である顧炎武に『金石文字記』6巻、朱彝尊に『金石文字跋尾』6巻がある。
金文に関しては、銭坫に『十六長楽堂古器款識考』4巻がある。本書は「文字」に優れ、金文解読において新境地を開いた。また、程瑶田は、『周礼』を中心とした古典の実物と文献との比較に優れていた。清末に出た呉大澂は、『字説』1巻、『説文古籀補』14巻ほかを著した、金文の天才的な解読者である。従来の伝統的な誤謬を多く訂正している。
石刻では、銭大昕の『潜研堂金石跋尾』20巻、武億の『授堂金石文字跋』があり、畢沅の『関中金石記』『中州金石記』や、阮元の『両浙金石志』が著され、地方別の石刻の集録が盛行した。その一方で、時代別に収集する傾向も現れ、王昶の『金石萃編』160巻が、集大成した。その補編としての『金石続編』21巻、陸増祥の『八瓊室金石補正』がある。
中華民国時期では、王国維が師である羅振玉の収集景印した資料を利用して、器形学・金文学(書体論)に新知見を加え、金文解釈一辺倒の清朝の金石学から脱却した。また、歴史学上においても、功績を残した。郭沫若容庚徐仲舒呉其昌陳夢家といった人々が、王国維の学を継承発展させた。
中国以外では、カールグレン西川寧浜田耕作梅原末治白川静東野治之らに、金石学に関する業績が見られる。
== 関連項目 ==

* 碑文研究(碑文学。欧米諸国の金石学)
* 呉昌碩

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「金石学」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.