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里谷 多英（さとや たえ、1976年6月12日 - ）は日本の元フリースタイル・スキーモーグル選手。長野オリンピック金メダリスト・ソルトレイクシティオリンピック銅メダリスト（共に女子モーグル）。現在はフジテレビジョンに所属している。 == 来歴 == 北海道札幌市出身。札幌市立新陽小学校、札幌市立北陽中学校、東海大学付属第四高等学校体育コースを経て北海道東海大学（現：東海大学札幌キャンパス）を卒業。 モーグルは、小学校5年生で始める。全日本選手権には、1989年度大会に6年生で優勝。中学校1年の1990年度大会は2位だったが、その後1991年度から6連覇を達成した。 1994年、リレハンメルオリンピックに出場し11位となった〔里谷多英選手の銅メダルで学ぶ 碓井真史 新潟青陵大学HP〕。その後、スティーブ・フェアリングコーチの指導を2006年まで受けた〔里谷 10年五輪へ現役続行 スポーツニッポン 2006年4月4日〕。 1997年7月に、父親を亡くし競技引退も考えたが〔里谷多英選手の金メダルで学ぶ親子関係の依存と自律の心理学 碓井真史 新潟青陵大学〕〔、翌1998年の長野オリンピックに出場し日本人女子選手として冬季オリンピック史上初の金メダルを獲得した。しかし、優勝直後にアルコール入りのシャンパンを一気飲みするパフォーマンスを行ったり、金メダル授与の表彰式での国旗掲揚の際に彼女が脱帽しなかった事などがそれぞれ問題となる。この里谷の振る舞いに対して日本オリンピック委員会に抗議が殺到、長野オリンピック日本選手団長の八木祐四郎は陳謝した。 金メダル獲得後も競技を続けたが成績は低迷し、さらに左足首骨折という大けがをした〔。しかし、怪我によって一時滑れなくなったことから、スキーをしたいという意欲が増す。2002年のソルトレイクシティオリンピックで、冬季オリンピック3大会連続出場となり、2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した〔。冬季オリンピックで日本の女子選手が2つ目のメダルを獲得したのは史上初であった。 2003年11月に建設会社に勤める一般男性と結婚した。 2005年2月、酒に酔って暴行事件を起こした。刑事事件としては起訴猶予処分となったものの自ら全日本スキー連盟に強化選手から外してもらうよう申し出をして、2005年10月に了承された〔里谷が指定選手から外れる スポーツニッポン 2005年10月12日〕。その後、フリースタイルスキー・ワールドカップには個人参加で出場を続け、2006年のトリノオリンピックへ4大会連続となる冬季五輪に出場。しかし、エアーの着地失敗が響いて決勝15位に終わった〔里谷15位も現役続行へ スポーツニッポン 2006年2月13日〕。同年3月に離婚している〔。 2006年から2007年にかけてのシーズンは、ワールドカップ等には出場せず腰の治療に専念した〔里谷が今季W杯を断念 スポーツニッポン 2006年11月27日〕。翌2007年9月、故障からの回復が認められて、強化C指定選手に認定された〔里谷 強化C指定選手に スポーツニッポン 2007年9月21日〕。2008年3月22日、全日本選手権に出場し、12年ぶり8度目の優勝を果たした〔〔多英、地元札幌で復活V/スキー 日刊スポーツ 2008年3月23日〕。 2009年2月に行われたバンクーバーオリンピックのテスト大会は、航空券の手配ができずに欠場したが〔航空券手配できず…里谷が五輪テスト大会欠場 スポーツニッポン 2009年1月28日〕、同月に、3年ぶりとなる日本国外のワールドカップに出場を果たした〔多英W杯へ出発「100%出したい」 スポーツニッポン 2009年2月10日〕。 2010年2月のバンクーバーオリンピックでは、5大会連続で冬季五輪日本代表に選出。バンクーバー五輪本番では上村愛子、村田愛里咲、伊藤みきと共に決勝に進んだが、第2エアーで転倒してしまい結局19位に終わり、これが最後の冬季五輪出場となった〔。 2013年1月に現役引退を発表した。同年2月23日、福島県猪苗代町のリステルパークで行われたW杯で、引退セレモニーが行われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「里谷多英」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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