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酸化スズ(II) : ミニ英和和英辞書
酸化スズ(II)[さんかすず に]
stannous oxide
===========================
: [さん]
 【名詞】 1. acid 
酸化 : [さんか]
  1. (n,vs) oxidation 
: [か]
 (suf) action of making something
酸化スズ(II) : ウィキペディア日本語版
酸化スズ(II)[さんかすず に]

酸化スズ(II)(さんかスズ に、Tin(II) oxide)は酸化第一スズ(さんかだいいちスズ、Stannous oxide, tin monoxide)とも呼ばれる、酸化スズの一種である。スズの酸化状態は+2。安定な暗藍色型と準安定状態の赤色型の2つの状態がある。
==調製および反応==

暗藍色のSnOは、 二価のスズの塩をNaOHといったアルカリ性水酸化物と反応させた際に沈殿する酸化スズ(II) 水和物(SnO.xH2O (x<1))を加熱することによって調製できる〔Egon Wiberg, Arnold Frederick Holleman (2001) ''Inorganic Chemistry'', Elsevier ISBN 0123526515〕。準安定状態の赤色のSnOは、二価のスズの塩にアンモニア水を作用させることで生じた沈殿をおだやかに加熱することで調製できる〔。SnOは、空気がない条件でシュウ酸スズ(II)を温度制御しながら加熱することで、実験室で純物質として調製可能である〔Satya Prakash (2000),''Advanced Inorganic Chemistry: V. 1'', S. Chand, ISBN 8121902630〕。

酸化スズ(II) は空気中で暗緑色の炎を出して燃焼し、SnO2となる〔。
不活性雰囲気下で加熱すると、まず不均化が起こり金属SnとSn3O4を与える。Sn3O4はさらに反応し、SnO2と金属スズを与える〔。

SnOは両性物質であり、強酸に溶解するとスズ(II) 塩となり、強塩基中ではSn(OH)3を含む亜スズ酸塩となる〔。また、強酸溶液にも溶解し、イオン性錯体Sn(OH2)32+ならびにSn(OH)(OH2)2+を与え、弱酸性溶液中ではSn3(OH)42+となる〔。K2Sn2O3やK2SnO2といった無水亜スズ酸塩も知られている。
SnOは還元剤であり、いわゆる「銅赤ガラス」の製造に用いられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「酸化スズ(II)」の詳細全文を読む




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