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軍人と国家 : ミニ英和和英辞書
軍人と国家[ぐんじんとこっか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 
軍人 : [ぐんじん]
 【名詞】 1. military personnel 2. soldier 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
: [くに]
 【名詞】 1. country 
国家 : [こっか]
 【名詞】 1. state 2. country 3. nation 
: [いえ, け]
  1. (suf) house 2. family 

軍人と国家 : ウィキペディア日本語版
軍人と国家[ぐんじんとこっか]
軍人と国家』(The Soldier and the State)とは1957年に発表されたサミュエル・P・ハンティントンによる政軍関係に関する政治学の著作である。
== 概要 ==
1927年に生まれたハンチントンは政治学の研究者であり、1946年にイェール大学を、1951年にハーバード大学を卒業してハーバード大学の国際問題研究センターの教授となる。当時、カーター政権での国家安全保障会議で国防政策の立案にも携わっていた。本書はハンチントンによる初期の作品であり、本書で構築されたプロフェッショナリズム(職業主義)の概念を中心とする理論は政軍関係の議論においてスミスの『軍事力と民主主義』と並んで常に参照されている。
本書の構成は、第1部軍事制度と国家:理論的・歴史的考察、第2部アメリカにおける軍事力:歴史的経験(1789年-1940年)、第3部アメリカの政軍関係の危機(1940年-1955年)の三部から成り立っている。第一部ではプロフェッショナリズムの概念から出発して軍隊のプロフェッショナリズムが何であるかを明らかにし、ヨーロッパ史における近代軍の成立、そして文民統制の諸形態や客体的文民統制の意義を理論枠組みに基づいて論じている。第2部ではアメリカの歴史において主流であった自由主義的な政軍関係の形態、憲法上での文民統制のあり方、南北戦争以前のアメリカ軍の伝統、アメリカでのプロフェッショナリズムの形成が歴史的観察、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間での政軍関係の状況について、歴史観察を中心に論じられる。そして第3部では第二次世界大戦以後に表面化してきた政軍関係の歴史的軋轢を参謀本部や国防省の権力構造や政治行動について指摘している。
ハンチントンは政軍関係を安全保障の枠組みに沿って位置づけている。まず安全保障においては軍事的安全保障、対内的安全保障、状況的安全保障の三つの局面と、それら三つの局面にそれぞれ運用と制度の水準がある。そして政軍関係は軍事的安全保障政策の局面における制度的な水準に位置づけられており、軍備の分量や軍備の性質、また軍事力の使用についての諸々の政策課題が見出される。この政軍関係は軍事的必要性と社会的条件の二つの要因から形成されており、ハンチントンは将校団の国家に対する関係として政軍関係を理論化している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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