翻訳と辞書
Words near each other
・ 負名
・ 負圧
・ 負圧計
・ 負型
・ 負定値
・ 負定符号
・ 負屓
・ 負帰還
・ 負性
・ 負性インピーダンス
負性抵抗
・ 負惜しみ
・ 負所
・ 負担
・ 負担能力
・ 負担重量
・ 負数
・ 負極
・ 負温度
・ 負犬の唄


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

負性抵抗 : ミニ英和和英辞書
負性抵抗[ふせい-ていこう]
negative resistance
===========================
負性 : [ふせい]
 (n) negative properties
: [こう]
 (pref) anti-
負性抵抗 : ウィキペディア日本語版
負性抵抗[ふせい-ていこう]

負性抵抗(ふせい-ていこう)とは、入力インピーダンスを見た際に掛けた電圧に対して
抵抗値が見掛け上マイナスになるような回路ブロックを指す。(詳しい解説は後述する。)
負性抵抗とは見かけ上の物であり、一般的な受動素子では発生しない。
負性抵抗と負性微分抵抗は異なり、
負性微分抵抗は「電圧の増加により、電流が減少する」というような、
オームの法則抵抗と対極となる電気回路の特性のことを指す。
トンネルダイオードエサキダイオードともいう)やガン・ダイオードでは、
動作領域の一部で負性微分抵抗の特性を示す。
カルコゲナイド・ガラスや導電性高分子も同様の特性を示す。
以下、負性抵抗の実現法について述べる。負性抵抗はNIC(Negative Impedance Converter:負性インピーダンス変換回路
)を用いて実現される。負性抵抗は、NICを構成するためのオペアンプ、R1、R2、そして負荷抵抗RLから構成される。
接続としては電圧源Vが接続されるのがオペアンプの+入力端子、そして+入力端子とオペアンプの出力端子の間に
R1、そして同出力端子と‐入力端子の間にR2が、-入力端子とGNDの間に負荷抵抗RLが接続される。
ここでナレータノレータモデルを使ってオペアンプは‐入力端子と+入力端子の電圧が等しくなるように働くため
(そのために‐端子に負帰還がされている。時間のある方はオペアンプの接続を‐端子+端子で入れ替えてみると
出力が発散してしまいうまく動かないことを確認できるでしょう。)、
負荷抵抗RLにはV/RLがGNDに向かって流れる。この電流はオペアンプの入力端子の入力インピーダンスを
かなり大きいと見積もれるためそのままオペアンプの出力端電圧Voutから-端子の方向に流れる電流と考える事が出来る。
ここでR1=R2ならVoutは+端子と‐端子双方にかかっており前述の通り+端子と-端子の電圧は等しくなるように
オペアンプは働くためVoutから+端子に向かっても同じ電流V/RLが流れる。
以上からこの回路ブロックには電圧Vがかかりながらその入力電流は‐V/RLであることが分かる。これはこの回路ブロック
がその抵抗値があたかも-RLであるかのようにふるまうことを示している。これを負性抵抗と呼ぶ。
== 参考文献 ==

 

de:Elektrischer Widerstand#Negativer differentieller Widerstand

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「負性抵抗」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.