翻訳と辞書
Words near each other
・ 負け色
・ 負け越し
・ 負の
・ 負ののれん
・ 負のエネルギー
・ 負のゼロ
・ 負のバランス
・ 負のバランス、負平衡
・ 負のフィードバック
・ 負のフィードバック制御
負の世界遺産
・ 負の二項分布
・ 負の仕事
・ 負の制御
・ 負の協同作用
・ 負の変力作用
・ 負の外部性
・ 負の干渉
・ 負の強化
・ 負の所得税


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

負の世界遺産 : ミニ英和和英辞書
負の世界遺産[ふのせかいいさん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
世界 : [せかい]
 【名詞】 1. the world 2. society 3. the universe 
遺産 : [いさん]
 【名詞】 1. inheritance 2. bequest 
: [うぶ]
  1. (adj-no) innocent 2. naive 3. unsophisticated 4. inexperienced 5. green 6. wet behind the ears

負の世界遺産 : ウィキペディア日本語版
負の世界遺産[ふのせかいいさん]
負の世界遺産(ふのせかいいさん)とは、世界遺産のうち、人類が犯した悲惨な出来事を伝え、そうした悲劇を二度と起こさないための戒めとなる物件を指す〔青柳正規監修『ビジュアルワイド世界遺産』小学館、2003年、p.63;世界遺産アカデミー『世界遺産検定公式ガイド300』毎日コミュニケーションズ、2010年、p.42 ほか〕、日本国内での用語である。ユネスコが公式にそのような分類をしているわけではなく、明確な定義は存在しない。
また、英語での定訳もなく、 と訳す者がいる一方で〔、簡潔に英訳することの困難さも指摘されており、こうした分類が、世界遺産委員会の審議で特筆されることもない〔稲葉信子「『負の世界遺産』という言葉から考えること」(『世界遺産年報2011』)〕。
==範囲==
世界遺産の関連書では、主に登録理由の一部ないし全部が平和への希求や人種差別の撤廃などの歴史と密接に結びついている物件が挙げられている。物件によってはその多面的な要素から、正の遺産とも負の遺産とも位置付けられる可能性も指摘されている〔日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2002』pp.58-59〕。例えば、「海商都市リヴァプール」は大英帝国の繁栄を伝える物件として登録されたものであり、世界遺産の関連書などでも負の遺産と位置付けられてはいないが、その発展と繁栄が黒人奴隷を商品とする三角貿易で形成されたという側面に注目し、「負の遺産」と位置付ける見解なども存在する〔種田明「リヴァプール、海商都市の歴史観光 」静岡文化芸術大学研究紀要、vol.10、2009年〕。
いわゆる「負の世界遺産」の場合、世界遺産登録基準(6)を含むか、それのみが適用されて登録されているのが一般的である。
ただし、独立記念館リラ修道院ランス・オ・メドーなども基準(6)のみで登録されているが、一般に負の世界遺産とは見なされていない。このように基準(6)が適用されている物件がただちに負の世界遺産といえるわけではないが、基準に付けられた但し書きの存在によって、現在では基準(6)のみを理由として推薦できるのは、負の遺産に分類されうる物件だけとも言われている〔世界遺産アカデミー『世界遺産検定公式ガイド300』毎日コミュニケーションズ、2010年、p.43〕。
なお、上でも述べたように、世界遺産登録理由で直接強調されていなくとも、その物件の負の側面に注目して「負の世界遺産」と位置づけられることがあり、その場合には基準(6)を含んでいないことがある。この点、下に掲げるリストも参照のこと。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「負の世界遺産」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.