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識 : ウィキペディア日本語版
識[しき]

(しき、,ヴィジュニャーナ;;,vijJapti;,parijJaana)とは、
「了別」の意味の仏教用語である。認識対象を区別して知覚する精神作用を言う。
この語は、vi(分析・分割)+√jJaa(知)の合成語であって、対象を分析し分類して認識する作用のことである。釈迦在世当時から、この認識作用に関する研究が行われ、さまざまな論証や考え方が広まっており、それぞれの考え方は互いに批判し合いながら、より煩瑣な体系を作り上げた。
しかし、大乗仏教全般で言うならば、分析的に認識する「識」ではなく、観法によるより直接的な認識である般若(はんにゃ、プラジュニャー(prajJnaa)、パンニャ(paJJna))が得られることで成仏するのだと考えられるようになって重要視された〔鈴木大拙は『禅と精神分析』(創元社、1960、p103)において、識は直観と解した方が良いよ述べている。〕。
== 識蘊 (vijJaana skandha) ==
人間の構成要素を五蘊(ごうん)と分析する際には、識蘊(しきうん)としてその一つに数えられる。この識は、色・受・想・行の四つの構成要素の作用を統一する意識作用をいい、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)によって、六境(色・声・香・味・触・法)を認識する働きを総称する〔頼富本宏他「図解雑学 般若心経」ナツメ社 2003年 P76〕。事物を了知・識別する人間の意識に属する。例えば、桜を見てそれが「桜」だと認識すること〔頼富本宏他「図解雑学 般若心経」ナツメ社 2003年 P90〕。
また古い経典には、識住(vijJaanasthiti)と言われて、「色受想行」の四識住が識の働くよりどころであるとする。この場合、分別意識が、色にかかわり、受にかかわり、想にかかわり、行にかかわりながら、分別的煩悩の生活を人間は展開しているとする。
しかしながらいずれも、人間は「五蘊仮和合」といわれるように、物質的肉体的なものと精神的なものが、仮に和合し結合して形成されたものだと考えられており、固定的に人間という存在がある、とは考えられていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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